Re: 決して事情通ではないです。



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投稿者: north-k @ d42.utu-usr1.nisiq.net on 97/12/07 05:50:13

In Reply to: ¥$¢£ お金、大好き♪ 貨幣経済万歳! £¢$¥

posted by E‐NO @ fixer.sega.co.jp on 97/12/06 19:16:57


> 病院でバイトしてらっしゃるという“事情通”の north-k さんに
何か勘違いされているような気がするのですが、事情通というほどのものではなく
周りにそういう知り合いがいたというだけの話です。自分の知識はドナーとしては、
それなりの知識はありますが、内部の人間であるかのように献血に
詳しいわけではありません。この件に関しても聞いてみるまで分からなかったわけです。
第一、病院といっても精神病院で、輸血することなどまったくありません。
自分の知識は献血を通じて得たものしかありません。事情通ぶってるように
見えたのならすみません。病院でバイトしているというのは、ニュースソースの信頼性
のためにつけたつもりですがつけなかった方がよかったとおもってます。


>  「献血制度が改変(改悪)されて、
>   献血した分は無料で輸血してもらえるというシステムが廃止に成った。」
> と聞いて(今と成っては情報ソースも状況も忘れてしまった…。(^^;))、
> 一方的に取られ損ならや〜めたってな感じで、現在に至る訳です。
ただ、こちらの情報についても、正式な文書で読んだのでなく、自分より詳しいと
思われる人に聞いただけで、信頼性は少しあがるが、絶対正しいといえるほどの
情報ではないです。

> この“血液代”って具体的に幾らくらいなモンなんでしょうか? > north-k さん
この値段については分かりません。

> 例えば「値段を付けられた瞬間その価値はそれ以上のものにはなり得ないです。」
> というのは、E‐NOは変だと思います。
> そもそも値段というのは変動する物ですし、
> また、同じ値段に対して、それを高いと思うか安いと思うかは、人それぞれです。
ちょっと言い方が悪かったかもしれません。言いたかったのは、血液や臓器などに対して、
値段をつけることによりそれがどんな値段であれ有限のものとなってしまいます。
有限である以上、それまでの無限大の価値(値段をつけられないもの)と比べると
安いものであると思えるのですが。

> 大体、人体パーツに値段が付いて売買されてるのって、色々有るじゃないですか。
> 髪の毛が長くて沢山有る人が鬘メーカーに自分の人毛を売って、
> 髪の毛が薄くて困ってる人が鬘メーカーから鬘を買うのって、
> 貨幣経済に支えられた健全な需給システムの下で、
> 双方にメリットが有ると思いませんか…?(E‐NOは有ると思います)
> SM 倶楽部の女王様の一般的には無価値な尿が、
> SM プレイというサービスを受けにきた M さんに「黄金水」として提供されたとたん、
> それは“黄金水代”としてプレイ料金に含まれる事で非常に高い価値を持つのは、
> 素晴らしい一種のリサイクルだと思いませんか…?(E‐NOはそう思います)
> 優秀な男性が精子バンクに自分の精子を売って、
> 優秀な子供が欲しい未婚の母願望の女性が精子バンクから精子を買うのは、
> イケナイ事なんですか…?(E‐NOはイイ事だと思います)
髪や尿はこの場合からだの一部としてでなく排泄物として考えるべきだと思います。
血液、臓器は、まだ体の中で必要とされているものを摘出するのに対し、
それらのものは一般的に排泄物もしくはそれに類するものと認識されているものであり、
同列にならべるべきでないと思います。精子については自分の中で結論が出ないので
ノーコメントです。

> north-k さんは、少なからず倫理的で道徳的で常識的で良識的で善人で潔癖な方
> なのではないかと思います。(全然違ってたら、ゴメンナサイ…。m(_ _)m)
人格者でありたいと思っていますが、現在はいいかげんな人間です。

> そういうタイプの方々は特に、お金や値段の事を、何となく
> “汚い”,“いやらしい”,“えげつない”,“世知辛い”,“下衆だ”,…等々と
> 決めつけ過ぎる様に感じるのです。
> そんなに、お金ってイヤですか…?
別にお金が嫌いなわけではありません。とても好きです。嫌なのは、自分の臓器に
値段をつけられることです。

> お金は、様々な物品やサービスの仲立ちをする、まさに“社会経済の血液”です。
> そして、お金を使うのなら、物品やサービスに値段を付けるのは当然です。
> そのお金が仲立ちと成って、
> 健康で血液の量や濃度に余裕の有る人から、
> 大量出血で瀕死の患者さんへ血液が渡るのは、悪い事なんですか…?
> 健康で血液の量や濃度に余裕の有る人にとっては(無価値とまでは言いませんが)
> 有っても無くても構わない程度の価値しかない 400cc 分の血液が、
> 大量出血で瀕死の患者さんにとっては、命を救ってくれる程の高い価値に変わる事も
> 有るのではないでしょうか…?
> つまり、前の話に戻ってしまいますけど、値段を付けたからって、
>  「人間の体の一部に対して値段をつける方が自分の体を安売りしている」
>  「値段を付けられた瞬間その価値はそれ以上のものにはなり得ない」
> なんて事には成りません。
> 寧ろお金は、例えばシュペーアさんの様な「何かメリットないとね」という人を含めて
> 多くの俗な一般人に血液提供しようかという気にさせる為に、大変有効な媒介です。
> 今「俗な一般人」なんて言い方してしまいましたけど、
> 本来、人にはその行動の源となる欲が有る訳ですし、
> ギブアンドテイクって、そんなにヤマシイことじゃない――というより、
> フェアで合理的で筋の通っている事ですよねぇ…?
重体の患者さんが、お金を出して血液を買うのは当然だと思います。
ただし、自分の場合、それは、血液そのものに対する値段でなく、手数料や、
献血するために時間を割いてくれたことに対しての謝礼として払っていると解釈しています。
実質的に同じではないかといわれるかもしれません。ただこれは、あくまで自分にとっての
納得いく理由です。もらっている図書券もそういうものと解釈してます。
また健康な人にとっての血液の価値、患者さんにとっての血液の価値は違いますが、
それをお金という尺度ででなく、必要度という尺度で違うのだと思います。
ギブアンドテイクというのは当たり前です。ただそれにお金を直接絡めるのが嫌だということです。
医は仁術というように、医学というものはお金で動くべきでないと思う。
お金が人間の欲を刺激するのに有効であることは言うまでもありませんが、
それだけにそれによって起こる弊害も大きいと思います。血液に対する意識が低い人が売血しても、
昔のように質が低下したり、何かの金もうけを考える人も出てくるでしょう。その点から言っても
よくないと思います。もう、手っ取り早く血液供給を増やす二のは無理と考えています。
目先の利益でなく、意識から変えて行くべきだと今は考えています。

> 色々教えて下さった north-k さんには悪いんですけど、
> シュペーアさんや freeman さんと同様、E‐NOも売買血には肯定的です。

問題の部分は倫理的部分でありしかもその部分での前提条件が違うために、
意見が分かれていると思います。私の前提条件というのは自分の体の価値を金銭的に
決められることが嫌だということ。それに対して、E-NOさんの場合は自分の体の価値を
金銭的に決めてもよいという考えであると思います。個人的にこの前提条件は譲れないですが、
もしこの条件をなくしたら売買血に消極的賛成です。それしか今は方法がないので。