小説「THIS IS ONLY THE BEGINNING」(女の場合)



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投稿者: 広谷田 舞香 @ ppp-y081.peanet.ne.jp on 97/10/09 07:13:07

 私はいつもの通り、総武本線下り成東行き千葉駅発19:03の一両目に乗りました。でも、1つだけいつもと違ったのは、前から3番目のドアじゃなくて、1番目のドアから入った事です。今日は学生の団体さんが、いつものドアの前に座り込んでいて入りずらかったから、こっちから入りました。奥の二人がけの席の前の吊革につかまりました。前には疲れ果てたおじさんが座ってて、隣にはビールっ腹のおじさんがつかまってて、その前の席にも、すごく太った男の人が座ってました。どれもどうしようもない男ばっかり。電車が込んでなかったら絶対こんなとこ、こないんだから。なんで、いつもこんなに込むの?佐倉までの人は成田線に乗ればいいのに。っていうか乗れないようにして欲しいな。それか、利用駅ごとに車両を分けるとか。そうすれば、懐かしい友達に会えたりするの多くなってよさそう。でも、会いたくない人に会う時もあるかもしれない。小竹さんとか、宮田さんとかには、もう会いたくないよね。でも、半川君にはもう一度会いたいな。
 はあ〜。やっと四街道駅に着きました。ここはたくさん人が降りるから、多分、この男の人達もみんな降りると思う、降りて欲しいな。隣と前の男の人は降りました。でも、斜め前の太った男の人は降りません。狭そうで嫌だけど、ここから八街まで結構あるからしょうがなく前の空いた席に座りました。そしたら隣の男は座り直しました。当然です、本当に狭くて迷惑してるんだから。なんか隣の男の人が私の方をじろじろ見てる。気持ち悪い。もしかして流行りのストーカーって奴?私を架空の恋人とかして見てるのかな?ほんと、そんなのやめてよ。人の家にいたずら電話するとか、人の後を付け回すだとか、お願いだからそんなことやらないでね。そういや小原君が典子のことストーカーして捕まったっての、ほんとなのかな?それで伊東君が証人として警察に行ったっていうんでしょ。なんかうそ臭いのよね。由佳里、たまに真顔で嘘つくから。でも、本当だったら、同窓会の時とかどうするのかな?どっちかが確実に来ないんだよね。典子の一気飲み、それか、小原君と井出君の漫才、どっちかが、もしかしたら両方見れなくなるのかな。あれ、盛り上がるのにな〜。もうこれからは原住民ブラザーズのコントだけ?あれ、あんまり面白くないんだよね。面白くなさすぎて笑ってるの、気付いてないのかな?
 佐倉駅に着きました。ここでも隣の男の人は降りません。もしかして降りるまでずっと一緒?いやだな〜。たくさんの人が乗ってきた。ここは成田線との分岐点だし、合流点でもあるから結構、人が出入りするのよね。今、電車に入ってきた人達の中で、私とこの男の人が恋人同士だとか思った人いるのかな?私、そんなに見る目無くないよ。もっとかっこいい彼、連れて歩くんだから。こんな暑苦しくなくて、もっとさわやかな好青年って感じの彼をね。でも、スポーツマンタイプってのはちょっと苦手。基本的に日焼けしてる人はいや。ムキムキしている人もいや。かといって細っこいもやしみたいのもいや。白すぎる人もいや。メガネかけてる人もいや。私をドキドキさせてくれる人じゃなきゃいや。私でドキドキしてくれる人じゃなきゃいや。やさしくなきゃいや。甘えさせてくれなきゃいや。私だけを見てる人じゃなきゃいや。軽い人はいや。浮気はいや。暴力はいや。狼はいや。そう、いやな人しかいないのよね。
 南酒々井駅。ここっていつも長く止まるんだよね。ほんとタイムブラックホールなんだから。でも、あと2駅で降りれる。早くこの怪しい男の人から逃げたいな。今までのところ何にも無かったけど、なんかやりそうなのよね、この男の人。まだ私の事見てるし。にしても…
「あ、あの」
「はい?」
「結婚して下さい」
「え、あ、あの、その、あの、は、はい」
 これ、夢じゃないんです。実際に私、返事しちゃったんです。この男と結婚することになっちゃた。なんでこの男の人が、いきなりプロポーズしたのかわからないし、なんで受けちゃったのかもわからない。突然の事で、気が動転していたから?だから、怪しい男の人に声をかけられて、なんでその男と私は結婚するなんていったわけ?確かに結婚願望はありました。でもそれは、かっこいい男の人との恋愛の終着点であって、初めて声をかけられた、こんなデブ男としたいとは思ってなかった。でも私、結婚、するんだよね。返事、しちゃったもんね。でも本当に、なんで受けちゃったの?わからない。でも、運命じゃなくて使命感ってものだったと思う。無意識の私が私に答えさせたって感じ。
「あの、印鑑、持ってますか?」
「え、あ、はい、持っています」
 え、今日、結婚する気?この人、気が早すぎ。
「あ、あの、じゃ、このあと市役所に行きませんか?」
「は、はい」
 突然の事に驚いているうちに榎戸駅に着いてました。なんか私、本当にドキドキしています。男の人の事すごく意識しはじめました。じっと顔を見つめてみてわかりました。太ってる人の中ではかっこいい方です。もし太ってなかったら無茶苦茶かっこいいです。なにより目がいいです。普通の時は、なにかをにらめつけているかのような、クールなまなざしなんだけど、私に話しかけてくれた時は温和で優しさに満ちている目をしていました。多分、ほんとは優しいんだけど、それを普段は見せないで、ここぞって時にそれをちらっと見せるみたいな感じだと思います。それに体も、ぷにぷにしてて気持ちよさそう。あったかそう。甘えさせてくれそう。心の痛みをみんな抱いてくれそう。まるで、くまのぬいぐるみみたい。そんなこと考えていたら、本当に彼にひかれてきました。なぜだかわからないけど、大好きになってきました。これが一目ぼれってやつなのかな?一般レベルではそんないい顔ではないのに。でも好き。切り過ぎた前髪も、つながりそうな眉毛も、膨れ過ぎたお腹も、私のウエストぐらい有りそうなふとももも、みんな好きになりました。服装のセンスもいいです。自分の体形に合わせたアメリカン系で、変に無理して痩せた人の流行を追わないで、それでいてかっこ悪くないってところ、最高。自分を良く分かってる。そういう人って素敵。本当に本当に彼の事が好き。自分でも分からないくらい好きになってる。好きになっていく。昔、半川君に憧れた時よりドキドキしてる。これが本当の恋愛なのかな?赤い糸ってやつなのかな?でも、これって運命じゃないって気がする。なぜだかわからないけど、運命じゃないと思う。幸運、ラッキーだと思う。
 すっかり彼にラブラブになってる間に八街駅に着きました。彼は立ち上がりました。よかった。彼も八街の人だったんだ。よかった。でも、ってことは一回くらいあってるかもしれないんだよね。彼ともっと早く出会いたかったな。彼、歩くのはや〜い。付いていけないよ。太っているのに運動神経いいって人なのかな。あ、そういや自転車どうしよう。彼も自転車使ってるのかな?市役所までなら歩いていけるけど、また戻ってくるってのもなんか嫌だよね。彼、やさしそうだから自転車取りに行くのくらい許してくれるよね。
「あ、あの私、自転車あそこにおいてあるんですけど、取って来ていいですか?」
「え、あ、お、俺も置いてあるんだ」
 やっぱり彼も置いてあったのか。そりゃそうだよね。これで彼の奥さんが車でお出迎えとかしてたらシャレにならないもんね。ま、私と同じくらいの年齢だと思うから、奥さんなんかまだいないだろうけど。だから私にプロポーズしたんだよね。そうだよね。
 自転車に乗りました。彼と私はけっこう近くに止めていました。これでも今まで気付かなかったんだね。でも、もしかしたら彼は私の事、気付いていたのかもしれない。ずっと見つめていてくれたのかもしれない。そうでなかったら突然プロポーズなんてするはずないしね。今までずっと気持ちを胸に秘めていたのかな?もっと早く言ってくれてもよかったのに。言ってくれればよかったのに。あ〜、彼、自転車もはや〜い。付いていくのがやっと。もうちょっとスピード抑えようよ。
 市役所に着きました。夜なので当然玄関は開いていません。でも、裏口は開いていたので、そこから入りました。中にはやせ細った係員さんがいました。
「あの、すいません、婚姻届ありますか?」
「はい、ちょっと待って下さい。はいどうぞ」
「あ、どうも」
 彼が婚姻届を受け取りました。初めて見ました。彼も初めてなのかな?
「あ、あの、じゃ、俺から、書くよ」
「あ、はい」
 彼は必要事項を書いてます。私はその様子を見つめました。どうやって書くかわからないから、先に彼のを見ておかないとね。それにまだ名前も知らないし。なんか今さら聞きづらいし。へ〜、金杉。義行さんか。じゃ、今日から私は金杉舞子ってことか。金杉金杉。忘れないようにしないとね。それに、義行も♪義行さんは書き終えると判を押しました。
「あ、じゃ、次」
「は、はい」
 私も金杉さんと同じように必要事項を書き込みました。今度は彼が見つめています。そういや彼も私の名前知らないんだよね。やっぱり私の事気になってるんだ。うれしい。義行さんなんかそっけない態度とってるから、私の事なんかどうでもいいのかと思った。そりゃそうよね、私たち結婚するんだもん。お互いの事知り合わないとね。全て書き終えて判を押しました。
「あ、あの」
「は、はい?」
「これ、名字、どうします?」
「え、あ〜、じゃ、あなたにあわせますよ」
「え、でも」
「あ、いいんですよ。別に名字なんか、こだわってませんから」
「そ、そうですか」
 やさしい〜。私の事をそんなに想ってくれるなんて。私のために名字変えてくれるなんて。義行さん最高。ますます好きになっちゃう。でも本当にいいのかな?家族とかに了解取らないで勝手に名字変えちゃって。あとで困らないかな?私の事より自分の事を考えてくれてもいいのに。でも、ほんとうれしい。義行さんとなら幸せな家庭が作れそう。
 そして全ての記入が終わって、義行さんが係の人に渡しました。
「あの、これ」
「はい、それじゃ今日はもうやってないんで、これ明日から有効になりますから」
「は、はい」
 明日。明日から私たち本当の夫婦なのね。でも、なんか本当っぽくない。指環も式もまだない。証明するものが何にも無いんだよね。なんかくれればいいのに。ペアカップとか、ペアウォッチとか。そのくらいの事してよね。それで、離婚する時それ返すとかね。でも、私たちは離婚なんてしないもん。一生、義行さんに付いていくもん。子供2人くらいつくって、幸せな家庭つくるもん。家族みんな同じ服着ちゃうんだから。料理は任せてね。毎食、私が腕によりをかけた料理を作るから。お弁当も作るよ。絶対インスタントなんて出さないから安心してね。洗濯もちゃんとするよ。義行さんの下着もみんな洗ってあげるからね。箸でつかむだとか、汚いもののように扱わないよ。愛を込めてしっかり洗うよ。掃除だって完璧にするよ。顔が映るくらいピカピカに、トイレだって、床だって、なんでも磨くよ。でも、ゴミ捨てだけは義行さんがやってね。朝、会社にいく前にゴミ捨て場に置いて来てね。それだけしてくれれば十分だから。
 私は義行さんと自転車のところまで行きました。この後どうするんだろう?どっかに夕食でも食べに行くのかな?だとしたら、家で母さんが用意してるだろうから電話しとかなきゃ。でも、なんて理由にしよう?義行さんと食べてきます。なんて言えないよね。やっぱ由佳里と食べてきますしかないかな。
「あ、あの、家どこにあるんですか?」
「え、あ、富山です」
「あ、富山ですか?俺、一区なんです」
「あ、じゃ、じゃあ反対方向ですね」
「そ、そうですね」
 もしかして一緒に帰ってくれるってことかな?それとも、これから私の家に来て、両親に結婚のあいさつでもするのかな?うちの父さん怒りそうだな。それに突然ってのはまずいよ。菓子折りかなんか買ってさ、スーツなんか着ちゃって、それからにしようよ。あ〜、そうだ。私たちまだお互いの名前呼び合った事無いじゃない。そんな状態で父さんになんか会ったら大変な事になるよ。早くお互い名前を呼び合うの慣れておかなきゃ。でも、いきなり義行さんってのもなんだから。
「あ、あの、お名前、金杉さんでいいんですよね」
「え、い、いや、今、名前変えたから、あの、義行でいいですよ。それで、あ、あの、河合さん、でよろしいんですよね」
「あ、はい」
 河合、さんか。ちょっと他人行儀っぽいよね。出会ってすぐだからしかたないけど、舞子さん、舞子って呼んでもいいのに、呼んで欲しいのに。でも、やっぱりしょうがないか。私もそうだったからね。今はこうでも将来は、あなた、おまえとか呼び合う事になって、それで子供ができたら、父さん、母さんってなって、子供が家から出て二人きりになったらまた、あなた、おまえになるのかな。それもいいけど、私としては一生名前で呼び合いたいな。義行さん、舞子っていう風に。いつも出会った時と同じ、新鮮で、あつあつな関係でいたいな。マンネリな関係なんて絶対いやだな。子供の前でもいちゃいちゃできちゃうような、喧嘩なんて絶対しないような、そんな関係でいたいな。愛してるよ。って台詞を毎日聞きたいな。愛してる。って台詞を毎日言うから。言葉よりも何気ない日常の方が本当の幸せのかたちなのかもしれないけど、やっぱり言われれば嬉しいよね。それに、おでかけのキスとおかえりのキスも毎日してあげたい。毎日ドキドキした気持ちでキスしてあげたい。キスしてもらいたい。毎日ドキドキしてたい。幸せを体で感じていたい。感じていないと不安なの。いつも感じてないと不安なの。私の事を愛してる。ってことを、いつも感じさせて欲しいの。いつも感じさせてあげるから、いつも感じさせて欲しいの。私はいつもあなただけを愛しているから、あなたも私だけを愛して欲しいの。私はあなた、あなたは私。そんな関係でずっといたいな。
「あ、河合さん、明日も、今日の電車、乗りますか?」
「え、あ、はい」
「じゃ、その時、また」
「あ、はい、また」
 私と義行さんは別々に帰りました。なんだ一緒に帰ってくれないのか。楽しく会話しながら帰りたかったのにな。恥ずかしがってたのかな?義行さんかわいい。純情。でも、明日、また逢えるんだ。これからの帰りの電車、楽しみ♪
 やっと家に着きました。「ただいま」の声と共にドアを開け、靴を脱ぎ、入ると、「おかえり」の声と微笑む母さん、父さん、そして弟。いつも誰かが笑顔で迎えてくれる。必ずお母さんはいてくれる。やっぱり我が家はいいな。そう実感できる瞬間。これがあるから私はこの家を離れる事はできない。一人暮らしなんて考えられない。いつも誰かの微笑む顔で迎えられたい。
 そして、みんなで夕飯を食べる。みんな私のためにお腹がぺこぺこなのに待っててくれる。いつもいつも悪いね。そのお返しに来週の日曜日の夕飯は私が作るからね♪いつも通り弟の学校での出来事、父さんの会社での出来事、お母さんの世間話をおかずにご飯を食べる。でも今日は私の出来事は抜けていた。結婚しました。なんて報告、突然できないよ。ごめんね、父さん、母さん。でもいつか必ず言うからね。義行さんと一緒に必ず言うからね。
 お風呂が沸くまでの時間、家族団欒で、テレビを見ていました。父さんは野球中継が気になるみたいだけど、私たち3人は野球に興味が無いので、感動の再会系の番組を見ていました。また母さん泣いちゃってる。そういう私もうるんじゃう。こういう系統弱いんだよね。
お風呂が沸きました。まず最初は弟が入ります。ついこの前まで一緒に入っていたと思ったら、もう一人で入れるんだもんね。やっぱり時間って進むの早いや。やっぱり5分位で出てきた。相変わらず早いんだから。これでどうやって頭まで洗ってくるのかな?ともかく、次は私の番。一日の最後にお風呂に入らないとなんかさっぱりできない。お風呂の無い生活なんて考えられない。もしお風呂に入れなかったら私死んじゃうかも。服を脱ぎます。相変わらず胸が小さいな。おしりはきゅっと締まってていい感じだと思うんだけど、胸が、ね〜。どうすれば大きくなるのかな?男の人にもんでもらうと大きくなるって由佳里が言ってたけど、ほんとかな?今度義行さんにもんでもらおうかな?なんてね。でも、いっしょにお風呂とかって入るのかな?義行さんの体ってぷにぷにしてて気持ちよさそう。洗う面積広くて大変そうだけど…。
「おやすみ〜」
 私が今日、母さん、父さん、そして弟にする最後のあいさつ。この言葉を言ったら明日の「おはよう」までは3人とは会えない。かなしいな。そしていつもの通り、これが永遠の別れになりませんように、とお祈りしました。だって、もし目が覚めて誰もいなかったら嫌だもん。私、一人は嫌だもん。
 自分の部屋。落ち着く。でも寂しい。誰もいないんだもん。一人静かに時を過ごすのって苦手。いつも誰かと一緒にいたい。あ、そういえば今日って新婚初夜だ。本当なら私、義行さんと一緒の部屋で過ごすべきなのよね。あ〜あ、甘えたかったな〜。あ、そうそう、日記書かなくちゃ。7歳の時から始めた日記。もう14年目。私の全てといっても過言ではありません。もし何か災害があったら持って逃げるもの。それはこの日記帳。着替えの服よりこっちのが大事。ありきたりな言葉だけど、思い出はお金で買えないもん。『9月24日 けれど空は青 私、今日、結婚しちゃいました〜。相手は金杉(今は河合、私のために名前変えてくれたの超優しい〜)義行さん。ちょっと(いや、かなりかな?)太っているけど、かっこいい人なの。なんか影があって、冷たくて、でもとっても優しくて、まるでバナナアイスクレープって感じ。まだ指環も式もないけれど、義行さんとはうまくやっていけそう♪これからず〜っと、ず〜っと、一緒にいようね♪ PS父さん、母さん、ごめんね。今度、絶対絶対、報告するからね』ふ〜、書きました〜っと。明日は早い日なんだよね。コンポのタイマー、一時間早めとかなきゃ。う〜ん、明日は何で起きよっかな〜。あ、ケミカルブラザーズにしよおっと。さあ、よいこははやくおねむしましょ。おやすみ、義行さん。

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著者の独り言
(男の場合)があまりにも性格付けが強すぎて、苦労しました。性格がまったく同じでも駄目だし、正反対でも駄目だから、表面的には似てるんだけど、内面的には違うって感じにしようと思ったんですがどうだったでしょうか?頭の弱い人には絶対しないにしようと思ったのですが、ちょっと弱くなってしまったところがありました。でも、今回はあんまり深く内心までいってないので、本当の性格付けは次回以降と言う事で。
この作品を(男の場合)と並列的に読みたい方はhttp://www.peanet.ne.jp/~t-i1979/th0.htmに来てください。並列的な読み方用に作った作品なので、こっちを読んだ方が面白いと思います。
それでは、また。SeeYa!