大切な8分



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投稿者: hiv @ apopt9.iis.u-tokyo.ac.jp on 97/9/17 13:18:07

こんにちは。

私は通勤する電車の中でいつも本を読んでいます。
わずか8分なんですけど。

本といっても、時にはファミ通だったりして、ジャングル少年ジャン番外編を
読んで笑ってしまい、恥ずかしい思いもします。
でも、大抵は文庫本で、今は「韃靼疾風録」を読んでいます。
今は亡き司馬遼太郎先生の最後の小説です。

まだ全体の3分の1ほどしか読んでいませんが、どういう訳か先生の処女作
「梟の巣」と思い重なるところがあるように感じています。

この作品の主人公はおそらく架空の人物です。
架空の人物をもって主人公にしたのは、中国の華の思想と日本を含めた周辺の
国々の関係を浮かび上がらせたいのかなあなどと思い、興味深く読んでいます。

一つ前は北杜夫の「どくとるマンボウ医局記」を読んでいました。
北杜夫氏の作品は氏の躁鬱のなせる技か、極端に作風が違い、読む側も好き嫌いが
分かれるようですね。
私は「どくとるマンボウ」シリーズが好きです。

一回普通の小説も読んでみようと思って「幽霊」という作品を買ってきましたが、
全然面白くないのでやめてしまったところ、その年の共通テスト?で「幽霊」が
出題されて悔しい思いをした事もありましたねえ。

私は平素家にいるとき、ゲームばかりしていて、なかなか本など読みません。
そんな私にとって、通勤時のこの8分は知識を吸収するとても大切な時間です。