第一幕



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投稿者: 遠山金三郎 @ tproxy.tky.threewebnet.or.jp on 97/8/23 23:24:14

In Reply to: サターンの金さん 第19回

posted by 遠山金三郎 @ tproxy.tky.threewebnet.or.jp on 97/8/23 23:14:43

(第一幕)

ソフト屋・お律の店
なにやら宴会の準備をしている。

女将・律(以下)「さあさあ、男の人はどいたどいた。男児厨房に入らずってねえ昔から言うだろう。ここはあたしに任しときな。」
ゲーマーの金治(以下ゲ)「律ちゃん、じゃあ頼んだぜ。」
「しかし、いや目出度い。長五郎はん(第17回に登場)の病気を僅か3週間で直すとは、流石だねえ小早川先生はよう。」
「親分、おめえのそそっかしさも直して貰ったらどうだい?」
「ケッ!てやんでい。ハチならともかく俺を引き合いに出すたあどういう了見でい。」
「自分じゃ気づいてねえのかよ。それはそうと遅いじゃねえか、朗ちゃん。」
「やっぱハチに迎えに行かせたのが間違いだったかな。あんの野郎どこぞで道草喰ってねえだろな。...ハッ!もしや迎え狼になって俺の朗ちゃんを...。うぬぬぬ、ハチぃ許せん!」
「だからそういうところを直して貰ったらって言ってんだよ。」
ハチ「てーへんだ、てーへんだ、てーへんだ!」
「おっと噂をすれば影ってやつだな。」
「おいハチ、貴様何処で道草喰ってやがったい。ん!?小早川先生はどうしたい?」
ハチ「そ、それがてーへんなんすよ。先生、奴らについて行っちまったんすよ。」
「なんだと、ハチ!てめえ先生を見殺しにしやがったのか!?」
ハチ「ちょ、ちょっと親分。あっしの話を聞いておくんなせい。く、首絞めるのなしっすよ。」


先生を連れて町火消し・ゆ組の前を通りかかったところ、
町火消し・ゆ組の小頭 辰次郎(以下)「てめえオレっちの好きなラングをバカにしやがって、もう勘弁ならねえ!」
大工の源さん「おい、辰!相手は侍でも、かまうこたあねえ、いっちょ思い知らせてやんな。」
定火消し・旗本 中村又吉(以下中)「一から四まで、やってることはいつも同じではないか。あんなギャルゲー、サターンの品位を落とすだけだ。」
左官屋の丈助「そうだそうだい。何がスペシャルパッケージでぃ!」
町医者・小早川朗(以下)「おやめなさい。大の大人が大勢でみっともないですよ。議論をしたいのでしたら、代表を決めて他のところでやって下さい。ここでは往来の迷惑になります。私もついて行きますから。」
ハチ「せ、先生...。」

ハチ「ってなわけでさあ。」
「てめえそれじゃ見殺しにしたのも、一・緒・じ・ゃ・ね・え・か・あ」
ハチ「ちょいと親分ロープ!ロープ!」
「でも辰の野郎が一緒なんだろう。辰は喧嘩早いが、分別はつく男だぜ。」
「へん、辰の野郎め!俺の朗ちゃんにケガでも負わせたらタダじゃすまねえぜ。おいハチ、なにグズグズしてやがる、早く案内しねえか!」
「(...まあ心配する事はねえと思うけど)」

「只今帰りました。遅くなってごめんなさい。」
「あら?親分達に逢わなかった。あんたを迎えに言ったんだけど。」
「それじゃ行き違いになったのですね。...。そうですか、心配をかけました。じゃああたし、探してきます。」
「いいわよ。長旅で疲れてるんでしょ。あたしが探してくるわ。」
「ありがとうございます。お律さん。」

「おい、朗。やっちまったのか?」
「ご、ごめんなさい。あんまり聞き分けのないもんだから...つい...。」
「それで...、二人とも川に投げ込んだってか。やることが荒ぽいな。」
「でも、いつまでたっても堂々巡りの議論しているだけだったんですよ。収まるかと思えば、また蒸し返したりしてて。」
「まあ辰も中村って言う侍も、女に投げ飛ばされたなんて恥ずかしくて言えないだろうからいいけどよ。あんまり公衆の面前で派手なことはやるな。」
「すみません。以後気を付けます。」
「しかし最近あちこちで小競り合いが多いな。そんな程度で済むうちはまだいいが...。」
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「...。おいハチ。こりゃどうなっててんだい?」
ハチ「二人仲直りしたみたいですね。」
「でも、いくら火消し同志だからってよ。川の中で水遊びとは!?」