(続)心霊町人2.イワオのリングと共鳴して消える



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投稿者: オーラロード @ subaru.ish.cae.ntt.jp on 97/8/12 18:45:46

部屋の中に入ると、そこは、マリンブルーの不思議な光に包まれていた。そして部屋の中心には、目を
閉じて椅子に座っている女
の子が一人・・・・。

「ゆっ、ゆうこ!」 俺は思わず声を出した。

そこには、紛れも無くあの、ゆうこの姿が、・・・そう、おさげ髪が良
く似合う昔のままの姿の、あのゆうこがいた。
彼女は俺達に気ずいたのか目を開けると優しい声で語りかけてき
た。
「反町君?反町君なの?・・・・・・・・・・・・・・・・・・あいたかった・・」
彼女の目には涙が浮かんでいた。
「きてくれるって、・・・私、・・・信じてた・・・いつも私が困ってる時は
、きてくれたもんね。・・・私がお礼を言う前に消えちゃうけど。
今まで助けてくれた人、・・・私の王子様、・・・反町君、・・・わたし、
・・・信じてた。きっと今も助けにきてくれるって。」

????(なんか勘違いしてるような気が・・)????

俺はとにかく、ゆうこの側に行こうと思い、近ずいていった。だがマ
リンブルーの光の中へ入ろうとした瞬間、俺は光の壁に弾かれて
しまった。どうやら何かの結界らしい。

「あの怪物たちが現れた瞬間このアミュレットが光って、その光が
私を包んだの。こんな事初めてだけど。・・・それから私ずっと、反
町君のこと考えてた。・・・・そしてだんだん意識が無くなってきて、
・・そしたら、突然身体が軽くなって、空を飛んでる気がした。・・
で、いつのまにか、丘の上の神社にいたの、・・そしたら、・・・・・・・
反町君が見えたの、小学校のときよりずいぶん逞しくなっってた
けど、私、すぐ反町君だってわかった。・・私、うれしくって、・・・・
でも、声が出なかった。・・・で、そのまま意識が無くなって、・・・
でも、・・・うれしい、・・今こうして話が出来るんだもん。」

彼女はにっこり微笑んだ。

彼女がなぜ小学生のままなのかは、一まず置いといて、(^^;;
「とりあえずこの結界を何とかしないとな。さてどうすればいいんだろう?」 俺は考えた。

すると、突然イワオのリングが光だしゆうこのアミュレットと共鳴しだした。
そして、一瞬あたりが眩しい光に包まれたが次の瞬間目を開けるともうマリンブルーの
結界は消えていた。「これ、どういう事なの?そのリング・・・あなたはいったい・・?」
俺はイワオの事を話そうと口を開きかけたが、イワオはバーチカルアッパーを俺に
食らわせ制止した。「俺の事は覚えていないかい?ほら、反町の友人の新倉イワオだよ」
しばらく考えた後ゆうこはようやく思い出したようだった。
「うん、覚えてるよ。たしか”心霊町人”とかいってた変な人・・・あっ!ごめんなさい!」
「いや、いいんだ。それより、ひとまずここからでよう。危険だ」
「その前に教えてくれ、なぜゆうこは成長していないんだ?」
ゆうこは少し暗い表情になったが、小学校の卒業式の日の事を話してくれた。
あの日の朝、いつものように学校に行く途中、いきなり変なおじさんが出てきて
こう言ったそうだ「すまない・・・おじさんを許してくれ!」
そして、そのおじさんの手が光ったかと思うとゆうこは気を失ったそうだ。
気がつくと変なおじさんはおらず、あたりは何事もなかったようだったが
自分には何かが変わったと、はっきりと理解できたそうだ。それが何かわからないけど・・・
「たぶん、そのおじさんが今の私の姿の、原因だと思うの。でも、なぜか恨みとか
そういうのはないわ。これは私の運命なんだって・・・そう思えるの・・・」
イワオの顔をみると苦渋に顔を歪めていた。そして俺はゆうこの運命がとてつもない
ものだということがわかった気がした。

〜さて、どうする?〜

1.ゆうこの運命についてイワオに聞く
2.ゆうこを連れて洋館を出る
3.変なおじさんについて聞く
4.ゆうこがイワオに何かを尋ねる
5.新手の敵が現れる
6.その他

久しぶりに続きを書きましたが・・・サーバーがダウンしていたのでこれません
でした。すいません。
ふ〜なんだかつじつまがあってきたようです。