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投稿者:
うおじ @ proxy.o.sic.shibaura-it.ac.jp on 97/8/05 18:58:48
エヴァで監督が言いたかったことは、
「オタクよ、現実に帰れ。」
であるとする向きがありますが、私はそうは思いません。
なぜなら「監督=シンジ」であるから、
ラストシーンで神に等しくなったシンジは、そう願いさえすれば元の他人のいる世
界(現実)に戻れたはずなのに、結局戻ってきたのはシンジとアスカ。アスカは怪
我をしており、何をされても反撃できない。
そんな二人しかいない世界(しかもシンジの自己中心的な世界)って現実なわけ
ないじゃない。
僕には「みんな(スポンサーなど)は現実に戻れ戻れって言うけど、僕には無理だ
よ。みやむーにも嫌われちゃったし、もう誰にも干渉されない僕一人の世界で快楽
に浸ってたいよ。」
と、監督が言ってるように思いました。もし、それでもエヴァを現実回帰の物語と
捕らえるなら、史上最低の主人公として終わったシンジ(監督)を反面教師として
当初から描くべきだったのでは。
少なくとも僕は、いつかシンジが心の成長を果たすものだと信じてTVシリーズ
から見てましたけどね。劇場版はいじけて終わっちゃったように思えます。
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