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 投稿者:
INNO  @ up1-07.sendai.infoPepper.or.jp on 97/8/03 01:19:04
 
In Reply to: アンチ”エヴァンゲリオン”の人、意見聞かせてくれ! posted by すん  @ proxy11.tky.plala.or.jp on 97/8/03 00:43:20
 
幾度もいわれていることですが、あの作品は庵野氏の自慰的なものだと感じました。
 TheEndOf...で特にそう感じました。
 演出は確かに凄いと思います。あれほど勢いを感じる作品は、近年では皆無です。
 インタビューで氏は、「全ては架空であり、感じることにより現実となる」的発言を
 よくしています。その実験的実践がエヴァだと思います。
 演出は冴えていますが、結論付けは観者に委ねられています。
 何かを意図した演出というよりは、氏の満足が優先されています。
 ストーリーも、終焉をどう理解するかは人其々で、
 そうさせる事を意図したように俺は感じました。
 
 TVのエンディングも物議を醸しましたが、結局あれが全てだったと思います。
 ストーリーに取り込まれる観者の様子は、氏のトラウマからくるものだと思います。
 
 世代的に同じなので、どういうモノを観てきたか俺はほぼ一致します。
 あの作品は今までの様々な作品からのサンプリングが多く、
 ”最高のアニメを創る”ことが目標だったと思います。
 本来、アニメは作者のメディアであり、何らかのメッセージを伝える手段なのですが、
 それが目的となっています(最近多いですが)。
 
 F1カーは速いことが目的で、その機能美からカッコ良さが生まれます。
 ”速い”というのは関係無くカッコ良さを追求したのがエヴァだと考えます。
 
 表現することに長けていますが、では何を言いたいのかが出てこない。
 鬱屈した心の閉塞感から、醜態の多い演出で観者を拒絶し、
 何に執心しているのかを観者に問い、虚無であることを納得させるもの。
 さらけ出した結果、観者にも鬱屈感を背負わせるもの。
 
 そういう風に感じました。
 ストーリーに飲み込まれた人は、視点が違うので何をいうのかと思われると思いますが、
 それもエヴァの観方であり、答えが一つでないのがエヴァだと思います。
 似たような感想を俺のHPにも載せてますので、御暇な方はご覧ください。
 
 http://club.infopepper.or.jp/~innoinno/otaku/otakucol1.htm
 
 
 
 
  
 
 
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