Re: FIAは腐っている。



[ このメッセージへの返事 ] [ 返事を書く ] [ home.html ]



投稿者: ミム.サロ @ 203.180.223.70 on 97/7/14 19:34:19

In Reply to: F1マシンの方向性について

posted by アイゼナッハ @ specgw.spec.co.jp on 97/7/14 16:03:55


>
> F1よりCARTの方が面白いとかいわれるだけならまだしも、
> 一部とはいえF1よりFニッポンの方が面白いとかいう話を聞くと
> なんだか悲しくなってきます(;;)/
> いっそFニッポンをFアジアにした方がF1より面白いかも・・・
> とか思ってしまった自分も悲しい・・・(::)/

いやいや、どうも、はじめまして。
なんか気を使ってもらったようですいませんでした。
難しい問題なので、ちょっと考えてしまいましたが、今のF1を見つめる意味という意味でなかなか面白いと思いました。

さっそくですが、FIAは明らかに間違った方向に進んでいると思います。
F1を危険かつ面白くなくしているのは、今回の溝付きタイヤから始まったことでは、ないと思っています。
昨日の高速シルバーストンサーキットで、はるかに速いビルヌーブが、タイヤ、タレタレのベネトンをすらオーバーテイクができない事実。
これは、93年から一連のレギュレーション改定が原因だと思ってます。 アクティブサスなどいわゆるハイテク装備が、禁止になったまでは良かったと思いますが、どうにもダメだったのがタイヤサイズの縮小。
安全にして、オーバーテイクを増やしたいのら、これが、まったく逆だと思うのです。 ただでさえ、グリップのないF1は空力に依存せざる得ない。
そういうことで、高速コーナーでちょっとでも前のマシンに近づくと乱気流に巻き込まれて、オーバーテイクができなり、しかもドライビングが困難になる。 これが現代F1の悩み。
これを対処しようと思ったら逆にタイヤ幅を広げて、メカニカルグリップをつければ良かったんですよ。 そしたら、空力に依存することなく乱気流も関係なくなり、今よりも抜きやすくて、トラッグも増えて、ストレートスピードも10キロ近く落ちたことでしょう。
で、さらに、こんな状態に、タイヤに溝などいれらどうなるか?
乱気流にでも、巻き込まれたら対処が今よりも危険になり、ドライバーも攻めなくなる。 仮にドライバーが勇猛果敢に攻めたとした
ら、アクシデントが増しても、オーバーテイクは減るでしょう。
さらに車幅を狭めると言うから絶句。
これも何考えているか解らない! スピンしやすくなる、ストレートは伸びるは、トラッグ減るはで、余計にフロントウィングに負担をかける。
普通、オーバーテイクというのは、マシンの背後についてスリップストリームに入りこんで、抜きにかかるのですよ。
要するに、今のF1は、その背後にどんどん近づけなくなり、危険になっていくということです。
まったくやることが逆だ!!
そして、文句があるのは、これだけではなく、溝付き+車幅を狭めるた来年のマシンの姿。
かのベルガーは、言いました。
「僕は、デカく、太いタイヤをはいた大きなF1に憧れたんだよ・・・。」
またも絶句です。
デカけりゃいいといものではナイです。
でも僕個人の意見としてもベルガーのように思います。
世界で1番のレースだとするのなら、Fニッポンより小さいマシンなんて、何かが違うのではないか・・・・と、僕は、現在進むF1の道について、こう思うしだいです。
おふたりさん、いかがのものでしょうか?