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Miss.MIGHT @ isw.main.eng.hokudai.ac.jp on 97/10/30 13:29:10
In Reply to: ふ〜ん・・・
posted by カマタッツン @ 160.26.80.145 on 97/10/30 12:57:40
> １つしかＣＰＵ積んでないマシンで
> ２つＣＰＵ積んであるマシンのソフトを作るからですか？
命令系統が２つある会社を想像してください。つまり、社長命令と、会長命令
の両方が有効な会社です。で、社長命令で「Ａ社との取り引きをしなさい。会
長にさきを越されないように。」、会長命令で「Ａ社との取り引きをしなさい。
社長にさきをこされないように。」、と対立する命令をされたら、業務に支障
をきたしますね。たがいに足をひっぱるので。
けど、社長命令で「Ａ社との取り引きを有利にすすめる人選をしなさい。」、
会長命令で「Ａ社との取り引きを有利にすすめるため、Ｂ社に対して手をうち
なさい。」であれば、最終的には「Ａ社と取り引きをする」という共通の目的
にむかいつつ、違うことを並行して行なうことになるので、効率いいですよね。
けど、これは互いに連携プレーをするために、情報交換を密にしないと難しい
ですね。
サターンの２つのＣＰＵを、上述の社長命令と会長命令にあてはめましょう。
前者のほうは、例えば２つのＣＰＵがＣＤ-ＲＯＭを同時にロードするように
プログラムしてしまって、１つのＣＰＵがロードし終るまで、もう片方は待っ
てなきゃならないという無駄が生じた場合とかです。（待ってる間になにかで
きるのに）
後者のほうは、ポリゴングラフィックの計算をするのに、１つのＣＰＵで背景
のグラフィックを、もうひとつのＣＰＵでキャラクタのグラフィックを計算す
るとか役割分担をすると、同時に計算できて処理速度が向上しますよね。けど、
最終的にひとつの画面に表示するので、うまく情報を交換してタイミングをあ
わせなくてはなりません。ここが、サターンでのプログラムをむずかしくして
います。けど、うまくやれば、１つだけのＣＰＵよりも飛躍的な処理速度のア
ップが期待できます。
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