エロゲー擁護論批判(?)(これで最後にします)



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投稿者: tset(長文) @ proxy1.highway.ne.jp on 97/10/15 16:43:20


昨日、一昨日って書いたんですけどこれで最後にします。
まず以下の事は個人的意見だという事は理解してください。
私にとってエロゲーはエロを呼び水として使い売り上げアップをもくろむソフトです。
決して18禁ソフトの事を指すわけではないのですが、実際の所は大して変わりません。
98版YU=NOは発売前の宣伝でほとんどそういった事をアピールしなかったので、そういった意味ではエロゲーとは思ってません(中身はあれですけど)がSS版YU=NOは紛れも無くエロゲーです。
98版はパソコンエロゲー業界において最大手であり一定の評価を得ているエルフだからこそ出来たのでしょう。(基本的にエルフはパソコンではそういったアピールはあまりしない)
言いたい事は2つあって「エロゲーは一般ゲーと同じ扱いを受けるべきでない」と「コンシューマーに移植するべきでない」です。
前者は差別ではなく区別であって理由は一昨日書いたつもりです。
で、後者ですが昨日言いたかった事は「ゲーム市場はエロゲーを受け入れても正常でいられるほど一般的な市場ではない」です。
昨日の事をを踏まえた上で後者について続けます。

確かに現在のサターン市場はエロゲー移植が重要な柱ですし、それによって現在のSSとPSの差がここまで広がったとは思っていません。
私はスクウェアがPSに参入して年間10本ペースぐらいでソフトを発売すると発表した時点で、勝負は決ったとさめて見てしまいましたから。
それと私はコンシューマーエロゲー移植全般を反対しているのであってサターンの巻き返しについて論じたつもりはなかったです。

今更サターンでエロゲー移植を禁止してどうなるっていう意見もあると思います。
確かにその通りだと思います。それによって一般ゲーの良作が増え普及率が上がっていくとは思えません。
もう手後れだから今更批判しても無駄だというのは、非常に偏った意見だと思います。
それとエロゲー移植に押されて他のハードに逃げてくメーカーなんてどうでもいいと言う意見がありましたが、逃げていくではなく見限るメーカーも存在するはずです。
自分達も18推で発売すればある程度の売り上げは見込めるのですから。
これから年末から春頃までにかけて発売される怒涛の一般ソフト群は、SSの市場が現在のような状況になる前に企画され開発が始まったソフトです。
エロゲーの市場混乱を嫌うゲームアーツ等が、これからも現在と同じ意欲でSS市場に取り組むかは疑問です。
少なくとも次世代機がまた同じ方針の場合、職人気質の一般ゲーを作る優秀なメーカー(ゲームアーツ、トレジャー、チュンソフト等)は参入しない可能性もあります。
反対にエロゲー移植は最初のラインナップから大量に出るでしょう。
セガはこの失敗をサターンで押さえておくべきだと言いたいのです。
コンシューマーはハードメーカーの規制によって市場の混乱を回避できるのですから。