コマンド
truss
プログラム中のシステムコール呼び出し部分をトレース
プログラム中で、システムコールを呼び出している部分を表示する。SystemV 系 OS には昔から存在するらしいが、FreeBSD では 3.3-RELEASE で実装された。
アプリケーションがうまく動かないとき、原因を特定するのに非常に便利。「file not found」などというメッセージを表示して終了してしまうプログラムに truss を使うと、どのファイルをオープンしようとしたのかがわかる。
システムコールというのは、マニュアルのセクション2に属する関数群のこと。セクション3の関数はライブラリルーチンなので、truss では表示されない。例えば open は表示されるが fopen は truss では見ることができない、ということ。ただし fopen ライブラリの中から open が呼ばれるので、その情報を見ることができる。
Linux では strace というコマンドで同様の機能が提供されている。