UNIX/Linuxの部屋 コマンド:quota

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コマンド quota ディスク割り当て状況を表示 このエントリーをはてなブックマークに追加

UNIXには quota という、各ユーザごとに使用できるディスク容量を決めることができる。使用できるディスク容量の上限には、ソフトリミットとハードリミットがある。ユーザはハードリミット以上のディスクスペースは絶対に使うことができない。一方、ソフトリミットを越えてもファイルの作成はできるが、一定期間が過ぎるとログインを不可能にするなどの設定が可能。

例えば、ソフトリミットを 10MB、ハードリミットを 20MB、猶予期間を1週間に設定すると、10MB 以上ディスクスペースを使うとカウントダウンが始まり、1週間以内に 10MB を下回らないとログインできなくなる。また、20MB 以上のディスクスペースは決して使うことができない(ファイルを書き出そうとしても失敗する)。普通の UNIX では、デフォルトでは quota は設定されていない (デフォルトでは使いたい放題)。

一般的なプロバイダの「ディスク10MB使用可能」などというのは、quota を使って実現されているわけですな。
>> FreeBSDオンラインマニュアル(man) FreeBSD quota(1)
>> Linuxオンラインマニュアル(man) Linux quota(1)

読み方 quota (UNIXコマンド) [くぉーた] このエントリーをはてなブックマークに追加

"QUOTA"(割り当て、わけ前)の意。