UNIX/Linuxの部屋 mbmonコマンドの使い方

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コマンド mbmon PC のマザーボード監視ツール (ハードウェアモニタツール) このエントリーをはてなブックマークに追加

mbmon は PC マシン (PC/AT 互換機) の温度・ファン回転数・電圧などを表示するツールである。X 版として xmbmon というコマンドも用意されており、こちらにはグラフ描画機能がある。

全てのハードウエアモニタチップに対応しているわけではないので、まず自分のマシンで使用可能かを試してみよう。デバッグモードで mbmon を実行して、
% mbmon -d
Using SMBus access method[VIA8233/A(KT266/KT333)]!!
* Asus Chip, ASB100 found.

% mbmon -d
Using VIA686 HWM directly!!
* VIA Chip VT82C686A/B found.
などと出力されれば、チップセットに対応しているということ。エラー表示が出たら、未対応ということ。

実行すると、以下のような情報を 5秒おきに表示する。
% mbmon
Temp.= 33.8, 26.9, 20.7; Rot.= 4963, 0, 0
Vcore = 1.66, 3.33; Volt. = 3.45, 5.05, 11.95, 0.00, 0.00

Temp は温度で、単位は摂氏。
Rot はファン回転数で、単位は「回/分」(=rpm)。
Vcore は CPU の電圧で、単位は V (ボルト)。
Volt はマザーボードに供給される電圧で、単位は V (ボルト)。

上記の例では、
  • 温度は 3つ計測しており、それぞれ 33.8℃・26.9℃・20.7℃ (それぞれがどこの温度なのかはマザーボードに依存する。どれかが CPU の温度で、どれかがマザーボードの温度と思われる)。
  • ファンは 1つしかなく、回転数は 4963rpm。
  • CPU 電圧はコア電圧が 1.66V で、I/O 電圧が 3.33V。
  • 電源ユニットが供給する 3.3V・5V・12V の電圧は、実際には 3.45V・5.05V・11.95V である。
…ということらしいが、当ページ管理人はハードウェアに詳しくないのでよくわからない。

出力形式はオプションで指定できるが、mbmon -h を参照してほしい。