UNIX/Linuxの部屋 jotコマンドの使い方

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コマンド jot 連番・ランダムデータを生成コマンド このエントリーをはてなブックマークに追加

1〜5 までの連続した数字列を生成するには下記のようにする。
% jot 5
1
2
3
4
5

開始番号を指定するには引数を 2つ指定する。
% jot 5 20 (20〜24 の数字を出力)

終了番号を指定するには、さらにもう 1つ引数を追加する。
% jot 5 20 100
20
40
60
80
100

-r ランダムな 1〜100 の数字列を生成する
% jot -r 500
⇒ 1〜100 のランダムな数字を 500 個表示する。
% jot -r 500 30
⇒ 30〜100 のランダムな数字を 500 個表示する。
% jot -r 500 30 50
⇒ 30〜50 のランダムな数字を 500 個表示する。
ランダムな「文字列」ではなく、ランダムなバイナリデータを生成したい場合は、openssl rand を使うとよい。
-w 書式文字列
printf(3) で指定できる書式文字列を与えることで、生成するデータの書式を指定できる。
% jot -w %03d 5
001
002
003
004
005
% touch `jot -w file%03d.txt 999`
⇒ file001.txt〜file999.txt を作成する。
jot コマンドが含まれる OS
jot コマンドは 4.2BSD で実装されたため、FreeBSD・NetBSD・OpenBSD などの BSD 系 OS で使うことができる。Linux や、SystemV 系 UNIX ではおおむね使うことができないと思われる。Linux では seq コマンドを使うとよい。
>> FreeBSDオンラインマニュアル(man) FreeBSD jot(1)