UNIX/Linuxの部屋 bindkeyコマンドの使い方

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コマンド bindkey tcsh の機能をキーに割り付ける。tcsh の内部コマンド。 このエントリーをはてなブックマークに追加

引数なしで実行すると、現在のキーバインドを表示する。例えば、
% bindkey
Standard key bindings
"^@" -> set-mark-command
"^A" -> beginning-of-line
"^B" -> backward-char
...(略)...
だと、^@(Ctrl-@) はマーク、^a (Ctrl-a) は行頭に移動、^b (Ctrl-b) は一文字戻る、という意味。-l オプションを付けると、全ての機能とその解説の一覧が表示される。

例えば ^r にはデフォルトでは redisplay という機能が割り振られている。これを後方インクリメンタルサーチである i-search-back に変えるには
% bindkey ^R i-search-back
とすればよい。例えば、これまで
% script test
% man xscreensaver
% coco -q < sample.dat
というコマンドを実行していたとする。ここで Ctrl-R を押すと、コマンドラインが
% (カーソル位置)
bck:
となる。ここで s をタイプすると、一番近い s を含むヒストリを探す
% coco -q < sample.dat
bck:s
続いて c をタイプすると、sc を検索する。
% man xscreensaver
bck:sc
さらに r を押すと
% script test
bck:scr
となる。script test を実行したい場合はそのままリターンキーを押せばよいし、C-f、C-b などで編集することもできる。ESC キーを押せば検索モードを抜ける。

なお、bash では標準で C-r に後方インクリメンタルサーチが割り振られている。