UNIX/Linuxの部屋 用語集:ロケール

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用語集 ロケール 言語などを切り替える仕組み (ロカール・locale) このエントリーをはてなブックマークに追加

国際化のためのフレームワークのことをロケールという。例えば普通に date コマンドを実行すると
% date
Tue Nov 18 05:08:37 JST 2003
となるが、ロケールを日本語に設定しておくと
% env LANG=ja_JP.eucJP date
2003年 11月18日 火曜日 05時09分09秒 JST
と日本語表記になる。

また、シェルが日本語 locale に対応していると、例えば
「Command not found」
でなく、
「コマンドが見付かりません」
などと日本語でエラーを表示するものもある。

これらのメッセージを日本語で表示してほしくなければ、普段は
% unsetenv LANG
としておけばよい。

ただし、LANG を設定しないと日本語を扱えないコマンドもある。例えば FreeBSD では、LANG=ja_JP.eucJP としておかないと、
% jman ls
としても man ls と同じく英語マニュアルを表示してしまう。そういうときは
% alias jman env LANG=ja_JP.EUC jman
などと env コマンドを使って、jman の実行時だけ LANG=ja_JP.eucJP となるようにすればよい。

OS によって 日本語を表す locale 名が違う。EUC-JP を使いたいのであれば、以下のいずれか。
  • ja_JP.eucJP
  • ja_JP.EUC
  • ja_JP.ujis
  • ja_JP.EUC-JP
Shift_JIS を使いたいのであれば、以下のいずれか。
  • ja_JP.SJIS
  • ja_JP.PCK
Unicode であれば
  • ja_JP.UTF8
を使うとよい。