| Re: それでも・・・  
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 投稿者:
トールギスト  @ 210.162.244.9 on 98/3/25 02:49:36
 
In Reply to: バランス? posted by しまだ  @ urwm1cq.sainet.or.jp on 98/3/24 02:31:28
 
> うーん、バランスも確かに大事ですが、それ以前に、> 苦痛を感じさせる事なくやっていて楽しいと感じさせるものが大事なのでは?(^^;
 > 確かにシステムやストーリーは面白いです。良く出来てますね。
 > しかし、作業的なトレーニングの精神的苦痛が大きなマイナスになっている。
 > ..という事が私は言いたいんです。私にとって多少どころではありませんでした。
 > ちょっと進める毎にトレーニングの繰り返しで、その度に気分が冷めます。
 >
 > 私は最後までプレイしましたが、投げ出した人の気持ちはよく解ります。(^^;
 > その方がどのような方なのか解りませんが、おそらく途中で投げ出すほどの
 > ものなら最後までプレイしても納得の行く満足感が得られたどうかは疑問です。
 > 段階にもよりますが、あのシステム自体を楽しむものだし。
 
 確かに、ゲームはあくまで娯楽の一つであるのですから、その中にプレイヤーに苦痛を感じさせるものがあるのなら、それは致命的な欠陥に間違いありません。
 
 トレーニングは、誰がどう考えても作業であり、苦痛であり、また同時に避けることのできない義務でもあります。これを理由にこのゲームを批判することは、ある意味当然とも言えることです。
 
 しかし、こんなことは発売元であるクエストは発売前から、いや、企画時から分かっていたはずです。それでもこういう形で発表し、ゲームとしての完成度を重視した姿勢に、クエスト開発陣のクリエイターとしての誇りを感じるのは私だけでしょうか?
 
 私が言いたいのは、
 「タクティクス・オウガはトレーニングによって批判されたが、トレーニングによってさらに名作となった」のではないかということです。
 
 それでも納得のいかない人もいるでしょう。それでも、私はこの選択は正しかったと信じています。
 
 > >誰か、他にこのハードルを越えたゲームを知っている方は、教えて下さい。
 >
 > 確かにそういった意味でのハードルは越えているかもしれませんが、
 > 私には別のもっと大きなハードルを作られてしまった印象があります。
 
 前述したように、ゲームは娯楽です。娯楽がプレイヤーを選ぶなど、本来あるべきでないことです。
 
 だからといって、この世のすべてのゲームがすべてのプレイヤーにできるよう設計されていることを、望んでいる人がいるのでしょうか?もちろん、すべての人が皆、同様に楽しめるものがあれば、それが理想に違いありません。しかし、それを完全に実現したものは、まだまだ出てはいません。
 
 だから、この世には多少のハードルのある(外から見たらかなり高かったとしても)、いわゆるマニアゲーというものが必要であると思うのです。もちろん、その先にはそれに答えるだけのものがあるというのが条件ですが。
 
 オウガバトルの場合、ものすごく難易度高いですし、とっつきにくいのも確かですが、その先にはそれに答えるだけの報酬(だと私は思う)と、何より達成感があります。こんなゲームがあって、ちゃんとした評価を得ているというのも、この業界が健全である(とも言い切れないが)ことの現われだと思います。
 
 最後に、口調が荒くなってしまったことと、文が長くなったことをおわびいたします。
 
 やっぱり、好きなものに文句を言われると、熱くなってしまうので。(^^;)
 
 
 
 
  
 
 
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