スバリ、スクリーンから「悲痛」が伝わってこない。
言いたいことは伝わりますが、
＜人間を否定しつつ、希望も捨てれない＞という人間としては、
＜それ故の苦しみ＞を重点に描いてもらいたかったが、それを象徴する
主人公、ちょっとヨワイ。あの達観的なイヌガミ
に負けまくっている（論理じゃないよ）。
だから、この作品全体的に弱い印象があって、＜宮崎駿の凶暴すぎる
情熱・・・・＞とかいうのに、［ついに一線をこえるか？！］なんて期待してたのに・・・庵野秀明のほうがスゴイぞ。
でも、そこらの映画よりは格段におもしろいけどね。