俺ならこーするね(思考時間5分)



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投稿者: んじょも @ 202.32.193.* on 98/7/04 22:39:45

In Reply to: Re:「コレクター」は・・・・。

posted by まりも・M @ 202.217.3.* on 98/7/03 18:29:48


> 「コレクター」
>
> 演出もカメラワークもひどいと言えばひどいので、出来が
> いいとは言えないけれど、好きなタイプの映画でした。
> シリアル・キラー系が好きな人は、「いちおう」見て欲しい
> 作品です。
>
> (以下、ネタばれています)
>
>
>
> この物語には犯人が「ふたり」いて、ひとりは女性を次々に
> 誘拐しては人里離れた地下室に監禁し、自分の命令に従わない
> 被害者は、森の中の木に縛り上げ、徹底的に陵辱を加え、
> 「生かしたまま」放置し、餓死するがままにしておく徹底した
> 「サディスト」で、
> 「もうひとり」の犯人は女性を殺害しては「足」を切断し、
> 自宅に持ち帰って「コレクション」にしていた「死体愛好者」
> で、どちらも相当の異常者なのだけど、この物語の核は、
>
> それぞれ別の場所で単独で行動していた、
> 「ふたりの異常殺人犯」がある日、出会い、意気投合して、
> 互いの犯行をエスカレートさせていく・・・・
>
> というところにあって、
> 「もうひとつ」なのは、犯人と被害者あいだの心理的な
> 緊迫感の描き方が薄く、そのへんの異常さや猟奇性、
> 物語の核が、映画のなかで上手く説明できていない
> (特に視覚的な表現が弱い)ように思ったからです。

同意見です。
俺も犯人の異常性がガンガンだったら、他が鬼ヘボでも
この映画を評価したでしょう。

この映画が犯人の異常性・猟奇性を押さえたのは、
おそらく年齢制限を恐れたのでしょう。
つまりストーリーより、金儲けを優先したんです。
犯人に対するスタンスは「悪」、刑事は「善」。
分かり易さを優先した、一般向け観客コビコビ映画ですなー。

初めからガキをターゲットに入れてるので、すぐれた
猟奇サスペンス映画を作るのは不可能。
だったらTV映画にすりゃ良いのにねー。

> 犯人はどこの誰でもなく、その場から姿を消してそれっきり
> 行方知れず、でも良かったかも。

俺なら、犯人の異常性にシンクロする余り(プロファイリング等で)
モーガンの意識下にある、誰もが持っているサディストの気が
芽生える。姪を助ける為の捜査が、姪を陵辱する為と変わり、
最後には犯人を殺して姪をヤルってのが良かった。

2人いる犯人も、前半早々と一人捕まり。
尋問による、モーガンvs歯科医(犯人)の心理合戦をやりたいね。

> 地下室のところの、犯人の「白い顔」がちょっと怖い。
> あと声が・・・。

顔と声を隠すって根性がヤダ、もしもの時の保険みたいで。
もう自分の隠れ家なんだから、気分しだいで女を殺すくらいの
後先考えない、緊張感がほしかった。

まー、すべからく俺の想像以下の作品でした。
期待の大きさ以前に、オレ以下の脚本センスってのがプロ根性
の無さを露呈しまくりで、げんなり。


えーとシリアルキラー物はあんま見てませんが、
マイフェイバリッド映画は「悪魔のいけにえ」「13日の金曜日3」
(3Dメガネかけて見たヤツ)ぐらいかな。

ps
「ナイトフライヤー」は最強にクソでした。