「エイリアン4」先日観てきました。

エイリアンシリーズって、なかなか特異なシリーズものだと思うんです。
ストーリーは踏襲しているものの、毎回異なる監督の手によるオリジナリティの発揮できる話題作（そういった意味ではかなりプレッシャーは大きいと思いますが）という宿命を背負っていますね。
個人的には、ジュネ監督の今回の作品はなかなかよかったと思いました。
この作品に関して言えば、ギーガー的マニファクチュアルなイメージはかなり薄れているし、「デリカテッセン」「ロストチルドレン」にもみられたある種のフランスのエスプリが何気ない箇所でほどよく効いていて（ジュネ監督独特のおふざけって感じですが）楽しめました。
クライマックスの呆気無さやラストシーンにはちょっと違和感を感じましたが、まあ次回作の伏線と思えばやむなしかなという気はしますが…

ともあれ、シガニー・ウィーヴァーって女優さんも大変な宿命を負ってしまったものですね。
思えば「エイリアン」からほぼ20年、彼女にはずっとリプリーの怨念がつきまとっていたのですよ！
そりゃあ彼女も寄る年並には勝てないッスよ。
彼女自身の老いの現実（女優さんには酷ですが…ゴメンなさい）とあいまって、作品自体のプライオリティを維持するための時代の趨勢に伴う新しさというのは求められるべきものだと思うんですね。
そりゃあ「エイリアン」が衝撃的だったからといって、ずっと同じことのくりかえしではみんな飽きてしまうわけですし…

雑誌なんかによると、シガニー・ウィーヴァー自身が「エイリアン5」を手掛ける予定とか。
今回の作品のラストがいかにもって終わり方だったので、作られるのはほぼ確実だとは思いますが…
一言！がんばってね！


> シガニー・ウィーバーじゃないですかねえ。
> インタビューとかで彼女を見るとすごいんですよ。
> あの、ビニールを引っ張ったような細かい皺が…。
> なんかこう、グワ〜という感じで。グワ〜と。
> はっきりいってエイリアンより恐いです。
> 夢に出てきそう。
>
> でも、実は「４」を観ていないので、これについて何かを
> 言う資格なんてないんです。ゴメンチャイ。
> 予告映像を見るだけで「ああ、またか」って感じで…。
> ああいうギーガー的な、ダークなビジュアルイメージって
> 飽きるんだよなあ。一作目だけでおなかいっぱいって感じです。
> パート４まで続ける必要がどこにあるのかさっぱりわからないっす。
>
> 「ロストチルドレン」でかなり不安になっていたので、
> エイリアンの話を聞いた時は「ジュネもついにヤキがまわったか？」と、
> 正直いって思いました。
>
> やはり、このシリーズの一番の成果はエイリアンの造形に
> 尽きるんじゃないですかねえ。あのシンプルでいて人を
> 不安にさせる不吉なデザインはたしかにすごいです。