仮想外伝4幕帝劇如月野外公演、長文3



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投稿者: Rudolf @ 202.250.122.225 on 98/2/27 12:12:33

In Reply to: 仮想外伝4幕帝劇如月野外公演、長文2

posted by Rudolf @ 202.250.122.225 on 98/2/27 12:10:54



 特別公演が決まるとすぐさま実行に。打ち合わせを終え、配役を一通り教え、簡単な通し稽古。雪を見てはしゃいでいるテンションそのままのアイリスの横でさくらも明るさを取り戻してきた。

 「よかった、さくらはん元気なってきたみたいやな、大神はん。」

 「そうだね、さっきはこの世の終わりが来たかというほど暗かったんだけど。」

 「あはは、そら言い過ぎやで。」

 「そうかい、はは。」

 「大神さーん、紅蘭―、どうでした?私。」

 「いいんじゃないかな?伸び伸びしてるし。」 「ええ感じやでさくらはん。本番もその調子で頼むで。」

 「なにせ主役なんだから、あのままならどうなるかと思ったわ。」

 「杞憂だったね、マリア。」

 「ふふふ。そうでしたね、隊長。」

 通し稽古が終われば資材を持って轟雷号で花やしきに搬入、花組もそれで花やしきに移動する。この顛末、いかな結末を迎えるのであろう。

 

後半へ