一つの正義の反対側には・・・



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投稿者: じぇねらる @ proxy.kcn.or.jp on 98/1/17 21:42:36

In Reply to: Re: 正義と平和の名の下に。

posted by うぉーろっ君 @ tkt018.osk.3web.ne.jp on 98/1/16 17:44:04


> > いやぁ、なんか一番とったらコントする伝統があるらしいから(爆)
> > 久しぶりにシリアス書いてみましたが、いかがでしょうか?
>
> そんな伝統があるなんて、初めて知りました(笑)。
> しかもコントじゃなくてマジネタだし(^^;

VRさんの冗談を間に受けた冗談ですぅ☆
マジネタになったのは、偶然ですよ。たまたま浮かんだもので・・・

> じゃあ私も、ちょっち真面目に感想を書いてみますか(笑)。
>
はーい☆

> そうなんですよね。
> 帝撃は所詮、「正義」という言葉を旗印に、敵対するものを武力で制圧し、刈り取る
> 「人殺しの部隊」なんですよね。
> それを忘れ、「正義」という、耳に心地いい言葉に酔って、命を軽んじる人間に、
> 戦う資格なんか無いんです。

うーみゅ、このネタ使用する際、ネタの重みに困ってしまいました。ただ、大神君達はなりゆきで人を殺してしまったんですよね。これは、米田中将としても本意ではなかったと思われます。

本来帝国華撃団は、対降魔特殊部隊であり、帝都の霊的守護を目的として、魔神器を守るための存在なんです。敵は怨念の具現化たる降魔であり、命ある者では無かったはず。だからこそその能力をもつ選ばれた少女達を送り出さねばならなかったのです。

しかし、黒之巣会は帝国華撃団の力をもってしてしか対処できない相手だった。いわば、本来の敵ではないにもかかわらず、なりゆきで戦うことになったわけです。そして、結果として殺してしまう。文字通り「正義と平和の名の下に人殺しをする部隊」になってしまったわけです。個人的に、彼らを単なる殺人者にしたくなかったし、また、自己正当化によるいいわけをしてほしくもなかった。

結果として、罪とともに生きていく道を選んでもらいました。
>
> 「正義」とは、人の心と同義。

そうですね。
「一つの正義の反対側には、同等同質の正義が存在する。」
これは、中学生の頃読んだ田中芳樹『銀河英雄伝説』においてヤン・ウェンリーという登場人物が言った言葉です。
これは当時の僕にとって、それまでの価値観すべてをくつがえすものでした。どんな人間にでも、いや、自我を持つ全ての存在に、それぞれの正義が存在するのでしょう。

> それを今回の戦いで理解した大神くんは、ようやく「海軍少尉」から「花組隊長」に
> なれたわけですね。

そうです。全ての罪を認めた上で、それを背負い、大事なもを守る誓いを立てし時、彼は「兵士」から「指揮官」となったのです。そしてなにより、少女達の心のささえ、全ての罪を背負う者となる覚悟を決め、少女達の「隊長」となったのです。
>
> > この日、大神一郎元海軍少尉は、真実、帝国華撃団花組隊長となった。
>
> ……いいシメです(^^)

どもですぅ(^^)