正月大戦〜睦月〜(長文)



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投稿者: @ a023003.ap.plala.or.jp on 98/1/01 01:00:49

ま、古い言葉で1月は睦月ってな事で。


花組&三人娘&あやめ&大神&米田:「明けましておめでとうございます!」

米田:「おぉう!面倒くせぇ!酒だっ!酒をジャンジャン持ってこい!」

すみれ:「あら、支配人も今日だけは無礼講ですのね。さぁ、私も
呑みますわよ!ささっ、少尉、どーぞ。」

カンナ:「こんな女狐よりも、アタイの酒の方が旨いゼ!」

すみれ:「なんですってぇ〜!このデカブツ!」

マリア:「こらっ!カンナにすみれ!正月早々、世話を焼かせないでっ!」

大神:「まぁまぁ、マリア。この辺にしておこうよ。
二人からお酌してもらうから。」

紅蘭:「ほな、そろそろウチの“皿回し”の出番やなっ!
今回はアイリスにも手伝ってもらうで!」

アイリス:「はぁ〜い!アイリスも“皿回し”が出来るんだよぉ!」

と、皆が例の如く大騒ぎをおっぱじめた頃、ある二人の姿が消えていた。
米田支配人とあやめであった。二人は支配人室に居た。


米田:「へへへっ!花組全員はいつも通りじゃねぇか。それに
大神もなかなか馴染んできているようだしな。」

あやめ:「えぇ、大神君の力でしょうね。彼の力、すでに
必要不可欠なのかもしれません。」

米田:「まぁ、大神にはモギリの能力もあるみてぇだしなぁ。」

あやめ:「フフフ。確かに。では、私はそろそろ花組のところに
戻りますわ。ハメは外しすぎも良くないですから。」

米田:「あぁ、たのむ。」

米田はあやめが去るのを確認すると、机の中から一枚の写真を
取り出した。

米田:「また・・・おめぇ達の居ない正月を迎えちまった・・・
フフフ・・・何の因果か知らねぇが、おめぇはまだ生きていて
欲しかったよ・・・そして、おめぇ。一体どこにいっちまった?
彼女を残してまで行く所とはどこだ?彼女・・・あやめ君は
結婚もしないでおめぇが帰ってくるのを待っているってのに・・・」

トクトクトク・・・
と、酒を注ぐ音だけが室内に響く。

「またもう一度でいい。酒を酌み交わしたいものだな・・・」

米田は独りごちて盃に映った自分を見つめていた・・・・

                            了


シブイ?ねぇ、シブイ??(滅)