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投稿者:
かとおおお @ 202.228.225.71 on 97/12/05 22:48:20
In Reply to: 真説・サクラ大戦「敵の名は黒の巣会」その2
posted by かとおおお @ 202.228.225.71 on 97/12/05 22:46:23
銀座。大帝国劇場。
「いでよ……黒之巣死天王……」
舞台奥、炎の中からミロク登場。
「紅のミロク、ただいまここに」
上手より、岩の上を跳びはねながら刹那登場。
「蒼き刹那、ここに!」
下手より岩を切り裂いて羅刹登場。
「ぬおーっ! 白銀の羅刹ーっ!!
そして、花道を静かに歩いて又丹登場。
「黒き又丹……」
客席から声が上がる。
「又丹さまーっ!」
「又丹さまーっ、こちらを向いてーっ!」
「キャーッ、又丹さまーっ!」
舞台袖。花組の面々。
「あの又丹ちゅうの、えらい人気やないか」
「まあ、わたくしにはかないませんけどね」
「でもよ、今度の脚本なかなかイカしてるよな。オレたちが秘密部隊だなんてよ」
「アイリスなんてねー、『ちょうのうりょくしゃ』だよ!」
「それも、みんなあの葵又丹が考えたものなのよ」
「へ〜、すごい人なんですね」
「それに、あの天海ちゅうじいさんもえらいハマっとるな〜」
「アイリス、あのおじいちゃん、好きだよ」
「あのおじいさん、父の会社のパーティで会ったような気がするのですけど……」
「ハハハ、そりゃ人違いだって」
「本当にいたら怖いですよね」
「さ、みんな。そろそろ出番よ。黒之巣会に負けないようにね」
「了解!」
[これをもちまして、帝国歌劇団・花組ぷらす黒之巣会の公演『サクラ大戦』を終了させていただきます。どなたさまもお忘れ物のなきよう……]
「あ〜あ、やっとモギリから解放されるのか……」と、あくびをするのは帝劇の専業モギリ、大神一郎である。
「あらあら、なんて顔してるの大神くん」
「えっ!?」と振り返った大神が見たのは……。
次回「サクラ大戦『おれは隊長失格!?』」にご期待下さい!!
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