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投稿者:
ばんぺいくん @ king332.kings-net.ne.jp on 97/12/08 00:11:18
In Reply to: 師走大戦じゃなくて檄・黒之巣会その1(長文)
posted by ばんぺいくん @ king332.kings-net.ne.jp on 97/12/08 00:09:22
さて、モギリも終わったところで、黒の巣会のみんなの劇を観に
行く。今日の劇は「陰謀ドロドロ」だ。主演は葵 叉丹、白銀の羅
刹、蒼き刹那、紅のミロク、大筒の4人に1台だ。
叉丹「さあ、おまえら、帝都中のようかんを食べ尽くせ。」
叉丹は劇場の一番高いところで叫んだ。
ギ・ギギギギギ…プシュー大筒はぎこちない動きで180度ターン
をし、上半身がとれた。
ミロク「ホーッホッホッホッ相変わらずですわね〜大筒さん。私がお手本
を見せて差し上げますますわ!」
と言いつつかんざしを ペロッとなめる。
ミロク「グッ」
かんざしが舌に突き刺さり再起不能となった。
刹那「フッ叉丹様。私めが必ず帝都中のようかんを食べ尽くして参ります。」
そういって華麗に飛び回るが、練習が足りなっかったのだろう、足を
滑らせ後頭部から着地した。これでは、「陰謀ドロドロ」ではなく、
「脳みそドロドロ」である。これもまた再起不能。
練習とぜんぜん違う内容になり、焦る叉丹。
観客の脇侍こと天海数百人がやじを飛ばす
「てめえらが劇をやるなんざ!」
1人の天海が言うと、他の天海たちが一斉に
「ひゃーくねーん、はやいわー!!」
と叫ぶ。
しかし、その中でもくもくと劇を実行させている1つの大きな影
があった。
白銀の羅刹。彼だけは1人ぱくぱくとようかんをぱくついていた。
叉丹「おおっお前。」
と言って叉丹は涙なんぞを目にうかべつつ、感動している。
かくて、黒之巣会の劇はみごとに成功したのだった。練習とはずいぶ
ん違っていたが、予定外の羅刹のおかげでなんとか助かったのだ。
これにはさしものオレ様も感動の涙をおさえずにはいられなかった。
=続くかな?=
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