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投稿者:
Ahihi @ ppp_010.sunbit.or.jp on 97/12/02 03:10:19
師走・・・・・・・
雪が本格化する季節。
心も体も冷える季節。
独り者には染みる季節。
風が冷たい季節。
春が待ち遠しい季節。
それは・・・冬。
でも・・・・・・・
「ほんと寒いですね。」
「全く・・・。耳が凍っちゃいそうだね。(苦笑)」
「なんか、買い物に付き合わせちゃったみたいですみません。」
そう、今日は大神さんと二人で買い物に来ています。
あっ?誤解しないで下さいね。
ちゃんと、花組のみんなには了解とってありますし・・・・
・・・・・デートじゃないです・・・かなり残念ですけど・・・・
って、誰に弁解してるんだろ?あたし・・・・
「いやいや、こんなにたくさんの荷物さくら君一人じゃ無理だよ。
来て正解だったみたいだね。それに・・・・」
「えっ?」
「・・・・・こうやって、二人っきりになれたし・・・・・」
うれしい・・・・・・
これって・・・・・両思い?(どきどき)
「お・・大神さん・・・・あ・・あたしもです。」
「そうか良かった・・・・(きらっ)」
うぅ〜大神さんまぶしすぎるぅ〜
もう駄目!・・・・・・・・虜になっちゃいそう・・・・
「大神さん・・・・」
とあたしはさりげなく、目を閉じてみる。・・・・・
「・・・・・・・・?」
あれ?・・・・もう、大神さんの鈍感なんだから(ぷんぷん)
「・・・・・大神さん?(ちらっ)」
!!!
「僕も好きだよ。さくら・・・・・」
どうして・・・・・・・・・
そこに居るのは・・・・たけし君でした。
「た・・・・・たけし君!!!!」
何故なぜ何故なぜ・・・・
「さくらはどうなんだい?応えてくれ・・・・」
「あ・・あたしもあたしも・・・・・・」
好きなの?
わ・・・わからない、わからないわからないわからない
ワカラナイ・・・・・・・・・・・・・・
あたしが好きなのは・・・・・・・・・・・・・・
ぱちっ
ゆ・・夢・・・・・・
ふぅ〜たけし君はハロウィンの日に吹っ切れたと思ったのに・・・・
やっぱり、気持ちのけじめって、難しいものなのかな。
でも・・・・・・妙にリアルな夢だったな・・・・・
だって、今日は・・・・大神さんと買い物に行く日・・・・・・・
!!まさか、正夢?
・・・そんなわけないわよね。
せっかく、大神さんと二人っきりになれるチャンスなのに・・・・・
ファイト!さくら!
そして・・・・・・・・・・・・・・・
「全くなんでさくらさんなんですの。納得がいきませんわ。」
「お兄ちゃんはアイリスと買い物に行くのぉ〜」
「アイリスには無理よ。」
「ぶぅ〜」
「ちぇ。買い物なら、あたいの方が絶対いいのになぁ〜」
「うちの蒸気バイクで行った方が・・・・」
ふふふ・・・・・・・なぁーんか、勝ち誇った気分になっちゃう。
そう、誰がなんといおうとも、今日は大神さんとは
花組公認で出かけれるんだから・・・・デートじゃないのは残念だけど。
「なるべく早く帰ってきますね。」
ま、無難な台詞かな?
「さ、行きましょ?大神さん。」
「そうだね。じゃあ、みんな行ってくるよ。
みんなもちゃんと準備しておいてね。」
「隊長もさくらも気を付けていってらっしゃい。」
ふふふ・・・・なんかときめきそうな予感が・・・・・
またまた、そして・・・・・・
「ほんと寒いですね。」
「全く・・・。耳が凍っちゃいそうだよ。(苦笑)」
「なんか、買い物に付き合わせちゃったみたいですみません。」
「いやいや、こんなにたくさんの荷物さくら君一人じゃ無理だよ。
来て正解だったみたいだね。それに・・・・」
こ・・・この展開は、・・・・・正夢!!
こ・・これって、夢じゃないわよね。
「えっ?」
とりあえず、定番の返答を・・・・・・お・大神さん(どきどき)
「買い物に来るのも久しぶりだったし・・・・」
ずこぉーーー
もう〜ほんとにデリカシーが無いんだから!
「そ・・・そうですね。(汗)」
「ふふふ・・・・」
ち・・違うでしょ?大神さん、台詞が・・・・
もう・・・こうなったら・・・・・
「大神さん・・・・」
「・・・・なんだい?」
「やっと・・・・二人っきりになれましたね。(ちらっ)」
「えっ!(頬ちょい紅)」
な・・なんて大胆なのさくら!!
でも・・・でも、こんなチャンスそう滅多にないし・・・・
今日は花組のみんなは準備で忙しいはずだし、
ついては来てないはず・・・・
やっぱり・・・・・チャンスだわ!(きらっ)
「うれしい・・・・・(ちらっ)」
「・・・・・(頬紅)」
・・・・後ひとおしだわ。って、なんか言ってよぉ〜
大神さぁーん(涙)
こんなに恥ずかしい思いしてるのにぃ〜
「でも・・・・・大神さんは他の女の子ときたかったんですよね。
てへへ・・・・・(ちらっ)」
・・・・・ちょっと、謙虚になってみたりして。
「・・・そんなことはないさ。俺だって嬉しいよ。」
・・・・ちょっと、やだ。ほんとに・・・・・う・・うれしい・・・・
「う・・うれしい・・・・あ・・あらっさっきも同じような事言いましたね。
な・なんか、気持ちが動転しちゃって・・・・(汗汗)」
や・・やだ、どうしよう・・・・おろおろ。
「そうか良かった・・・・(きらっ)」
うぅ〜大神さんまぶしすぎるぅ〜
もう駄目!・・・・・・・・虜になっちゃいそう・・・・
「大神さん・・・・」
とあたしはさりげなく、目を閉じてみる。・・・・・
「・・・・・・・・?」
あれ?・・・・これって、やっぱり、
正夢なの?・・・・・ってことは・・・・・
目を開けたら・・・・・・
・・・・・・・・たけし君が?
そ・・・そんなことはないわ・・・・・
で・・でも、それにしては、大神さんの
反応が全然無いし・・・・・
「・・・・・お・・・大神さん?(ちらっ)」
!!!
ずこーーー。
な・・なんか、周りをちらちら見てる。
ただ単に、優柔不断だっただけみたい(涙)
「もう・・・・大神さんの馬鹿!ふんっ」
こんなに恥ずかしい思いしたのにぃ〜
って・・・・・えっ?
あ・・あそこにいるのは・・・・・・
「た・・・たけし君?」
「えっ」
大神さんもあたしの声の方を見た。
僕も好きだよ。さくら・・・・・
さくらはどうなんだい?応えてくれ・・・・
ふいに、あたしの頭の中に夢の中の台詞が蘇ってくる。
あ・・あたしの・・・・・
あたしが好きなのは・・・・・・・・・・・・・・
わ・・わからない。わからない。
もう、なにがなんだか・・・・・・
た・・助けて、大神さん・・・・
助けて・・・・・あたしを助けて・・・
どこへもいくなってあたしを止めて。
過去からあたしを救って・・・・・
「たけし君ってさくら君の幼なじみだったよね。確か・・・・」
「は・・はい・・・」
あたしは、あそこにいるたけし君を見ながら、うなずいた。
確実にあたしを見てる。
「向こうも、さくら君の事を見てるね。」
「・・・・・・」
あたしには答えれなかった・・・・・
そんなことより・・・・・行くなって言ってほしい。
あたしは・・・やっぱり、大神さんの事が・・・・・・
「・・・・行ってやりなよ。」
「えっ!?」
「せっかく久しぶりに会えたんだからさ・・・・荷物は何とかしておくから」
「・・・・・どうして?」
「えっ?」
「どうして、「行くな」って言ってくれないんですか?どうして・・・・・」
気が付けばあたしの目から涙がいっぱい、零れ落ちてた・・・・
いっぱい・・・・・・・・・・・・
そんな気持ちを察してか・・・・・・上から、白い白い欠片が・・・・・・・・・
「ど・・どうして・・・・えぐえぐ・・・・大神さんにとって、
あたしって・・・・あたしって・・・・」
「ちょ・・ちょっと、待ってくれよ。久しぶりに幼なじみに会ったんだろ?
「行け」って言うのが普通じゃないのかい?」
「・・・・・・・たけし君は・・・・・たけし君は・・・・あたしの・・・あたしの・・・・
初恋の人だって知ってるじゃないですか!なのに・・なのに・・・・」
さすがに、青ざめた、大神さんがそこにいました。
「ばか・・・・・・大神さんのばかぁ〜」
あたしはただ、ただ走る事しか出来ませんでした。
ただ・・・・走る事しか・・・・・・・・
師走・・・・・・・
雪が本格化する季節。
心も体も冷える季節。
独り者には染みる季節。
風が冷たい季節。
春が待ち遠しい季節。
それは・・・冬。
でも・・・・・・・
***************************************
花組との豪華絢爛座談会
アイリス「って、この座談会って思いっきりぱくってない?」
Ahihi「気・・気にしちゃいけないよ。あの方なら、
許してくれるはずだから(汗)」
マリア「そんなことより、えらく中途半端な終わり方ですね?」
さくら「そうですよ。あたしがかわいそうですよ。
結局どうなったのかだって気になるし・・・」
Ahihi「たまにはブラックもいいかなと・・・・・」
紅蘭「その割には前半はやたら、さくらはんはハイテンションやったなぁ〜」
Ahihi「ほんとは、単なる真面目な話にしようと思ったんだけどね。」
さくら「思った?」
Ahihi「うん。最近ここのBBSのギャグに感化されちゃって、
そんなにまじめな話ばっかじゃまじぃーなと。」
すみれ「その割にはブラックで終わると・・・・」
Ahihi「そうそう・・・・・」
カンナ「ま、あたいはいいけどね。だって、これで・・・・」
花組一同「ライバルが一人減った。(謎)」
さくら「・・・・・聞えてますって。(怒)」
アイリス「あれ?まだ続きがあるよ。」
***************************************
どれくらい歩いただろう・・・・・・・
何時の間にか、あたりが白くなって・・・・・・
「・・・・・あたりは、恋人だらけ・・・・・・ぐすぅ」
あたし・・・これからどうしよう・・・・・・
帰れない・・・・もう帰れない・・・・・・あの場所には・・・・
逃げ出したい・・・・どこか遠くへ・・・・
帰ろう・・・・あたしの実家へ・・・・
「こんなところに居たのかい?」
「えっ?」
そこには、大神さんが立ってました。
「・・・・・・」
い・・今更どんな顔したらいいの?
み・・見れない、大神さんが見れない。
見れるわけがない。
「まず、謝るよ。・・・・ごめん。」
「えっ?」
不意に大神さんの方を見やりました。
そこには・・・・・・・汗だくになった大神さんが・・・・・・
「ううん。大神さんが謝る事じゃありませんよ。勝手に取り乱した
あたしの方が悪いんです。」
あんな、大神さんを見た瞬間今までのあたしが恥ずかしくなって・・・・
あぁ〜こんなに一生懸命あたしを探してくれた・・・・・
もう・・もうそれだけで十分なのに・・・・・・・・・
悪いのはあたしなのに・・・・・
…・・罰が悪くなったあたしはふいに下を見やり・・・・・・。
「あれ?買い物袋は・・・・どうしたんですか?」
「・・・・・買い物なら、買い直せるけどさくら君は一生かかっても買えないからね。
あとで、謝っとくよ。みんなに・・・・・・・・」
真剣な大神さんの眼差しがありました・・・・・
「お・・大神さん」
気が付くと、あたしは大神さんを抱き合ってました。
「それとね。たけし君の件なんだけど・・・・・」
「!」
もういい、もういいです。もう・・・・・・
「あの後彼のところに言って話をしてみたんだ。」
「!!!!!」
「そしたら・・・・・」
「そしたら・・・・・・?」
「人違いだったよ。(苦笑)ただ、さくら君に見とれてただけなんだって。」
・・・・・呆然・・・・・・今日のあたしの行動っていったい・・・・
「ほんとは、さくら君をすぐ追いかけなきゃ行けなかったんだけどね。
ごめん・・・・・・・」
「ううん。そんなことは・・・そんなことはないです。
それより・・大神さん?」
「なんだい?」
「ぬくもりが・・・・・・暖かいですね。(ありがとうございます。大神さん)」
「そう・・・・それは良かった。(笑)」
師走・・・・・・・
雪が本格化する季節。
心も体も冷える季節。
独り者には染みる季節。
風が冷たい季節。
春が待ち遠しい季節。
それは・・・冬。
でも・・・・・・・
お部屋の中は暖かい・・・・・・・
終劇
後日談
結局は、買い物袋はびしょびしょになりながら、
最初の場所にありましたとさ。
まあ、怒られたのは言うまでもないが・・・・・・・
**********************************
ってなわけで、豪華絢爛座談会
カンナ「こりゃないぜ。なっとくいかーーーん。」
アイリス「結局は最近ありがちなラブラブモードじゃなーい。(怒)」
さくら「それに…結局あたしのあのハイテンションななんだったんですか?」
Ahihi「さあ?」
さくら「(がくっ)さあ?ってあのですね…・しかも、なんかあたし間抜け役だし」
Ahihi「結局はラブラブモードになったから言いでないの。ね?さくら君。」
花組一同「よくなーい。」
Ahihi「まあ、今回のは自分でもいいとは思ってないんだけど…」
一同「なら書くなぁ〜(怒)」
Ahihi「い・・いやね。いい意味で、期待を裏切れるような
お話が書きたいじゃない?ね?ね?ね?」
さくら「今回はいい意味での裏切りじゃないですけどね・・」
Ahihi「ぎくぅ〜ま…人間は失敗して大きくなる事出し…・それに実は
最初はほんとにブラックで終わる予定だったんだけどね。」
一同「うんうん。」
Ahihi「小心者の自分がそんな終わりかたできるわけ無いじゃん。(死)」
一同「一遍死んでこーい。(怒怒)」
マリア「そんな事よりチャキっ」
紅蘭「うんうん」
Ahihi「えっ?」
マリア「私たち二人の話が無い割にはさくらがもう一度
ヒロインしてますね?」
紅蘭「うんうん」
Ahihi「おひおひ、目が笑ってないって(汗)」
マリア「当然です。」
Ahihi「うっ」
カンナ「それよりよぉ〜他の話を読み返してみると、
やっぱ、隊長ってすげー優柔不断だな。
あっちこっちでいい顔してやがる。」
すみれ「そういえば、少尉はどこですの?」
Ahihi「(たすかったぁ〜)なんでも、ここに来るのが恐いから、
辞退するとかそんな事言ってたような・・・・・」
カンナ「なにぃ〜それは許さん。あたいが連れ出してくる。」
アイリス「あぁーあ一いっちゃった。」
すみれ「全く・・・・さくらさんはあのまま田舎者のたけしさんとやらと
とっとと、むすばれればよろしかったものを・・・・」
さくら「あーら、そう言えば、大神さんだって栃木県出身
じゃありませんでしたか?」
すみれ「うっ」
Ahihi「って、おひおひ田舎って言うんじゃないの。(言ってない(爆))
って今は違いますよぉ〜(きらっ)」
さくら「あなたが「きらっ」っても説得力はなぁーい。」
Ahihi「やっぱし?(栃木県民の皆さんすみません。)」
マリア「そんなことより・・・・・・」
Ahihi「ぎくっ」
マリア「後で地下室に来てもらいましょうか?」
紅蘭「うんうん。」
Ahihi「何故(T_T)」
マリア「自分の胸に聞いて見て下さい!」
紅蘭「うんうん」
あとがき
もう何がなんだか・・・・・(苦笑)
っていうか、亀レス付けるとかいいながら、
また、新規カキコかいてるし・・・・・(死亡)
ゆるしてぇー。
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