米田：「まったく神出鬼没たぁ、このことだな。」
マリア：「犯人はいったいなにを考えて故意にひき逃げなんか
しているのでしょうか？」
紅蘭：「う〜ん不可解やね。それに犯行現場ばらばらやで。」
すみれ：「単なる愉快犯でなくって？」
カンナ：「そうだよな。犯人の動きがよめねぇようじゃ作戦のたてようもないぜ。」
大神：（確かに不可解だ。でも単なる愉快犯なのだろうか・・・・）
さくら：「あの、わたしには犯人に何か目的があるように思います。」
大神：「目的？」
さくら：「はい。例えば誰かに脅迫するつもりとか、警告とか・・・」
あやめ課長：「なるほど。可能性はあるわね。」
かすみ：「みなさん！ひき逃げの目撃者がいました。」
マリア：「本当なの、かすみ？」
かすみ：「はい。この子です。」
・・・・・・・・
あやめ課長：「すると、あなたはそのひき逃げグループの親玉をみたのね？」
子供Ａ：「うん。変な格好してたからすぐ分かったよ。」
紅蘭：「ホンでその特徴は？」
子供Ｂ：「う〜んと変な棒みたいのが２本頭に生えてて、髪の毛は白くて、
おかあさんより長かったの。それでバイクの後ろにくろ何とかてかいてあったよ。」
さくら：「他に何か言わなかった？」
子供Ａ：「う〜んとね・・・あ、そうだ。「ひゃひゃひゃ・・・」ていってたから
おじいさんかおばあさんだねきっと。」
あやめ課長：「そう。ありがとう。」
子供たち：「うん！」
あやめ課長：「帝都の暴走族で、この特徴を持ったのをあらってみて！」
紅蘭：「はいな！」
２時間後・・・
紅蘭：「わかったで！犯人は暴走族集団「黒乃巣会」頭領天海や！！」
カンナ：「ついに見つけたな！よ〜し腕が鳴るぜ！！」
マリア：「ちょっと待って。相手の本拠地とか目的がまだわからないのよ。」
カンナ：「あっ、そうか・・・・・」
大神：「目的か・・・・・」
（う〜んなんか在ったような気がするんだよな・・・・！！）
アイリス：「あれ？お兄ちゃんどうしたの。」
大神：「紅蘭！！ちょっといいか！」
紅蘭：「なんや、大神はん大声上げて・・・」
カタカタカタカタ・・・・・・・
大神：「そうか。やはりそうか・・・・・」
さくら：「大神さん。「そうか」ってどういうことですか？」
大神：「わかったんだよ！奴の目的と次に向かうところが！！」