ところ変わってここは銀座署特務課本部
事件についての検証、作戦会議が行われていた。
あやめ課長：「鋭利な刃物による後頭部切断ね・・確かに不可解だわ。」
マリア：「犯人はなぜ刃物を使ってあんな殺人をしたのでしょうか？」
カンナ：「そうだよな。あたいが犯人ならこの拳でぶん殴るぜ。
その方が証拠も残ることがないもんな。」
すみれ：「まったく・・これだから単細胞はこまりますわ。犯人は
あなたみたいな化け物というわけではありませんのよ。」
カンナ：「なんだと！もういっぺん言ってみろ！！」
すみれ：「何度でもいってさしあげてよ！だいたいあなたという人は・・・」
大神：「止めないか二人とも！俺達は犯人を捕まえるために話しあっているんだぞ
こんな時に喧嘩してどうする！！」
カンナ：「す、すまねえ・・・」
すみれ：「そうですわね・・・・。」
アイリス：「ねえねえお兄ちゃん。「ぶつしよう」はなかったの？」
大神：「ぶつしよう？ああ、物証のことか。」
紅蘭：「それがあの現場にはなにもなかったんや・・・・」
さくら：「やっぱり犯人が持ち去ったのでしょうか？」
大神：「かもな。しかし被害者のさいふは持ち去られていないし、
物盗りの線ではないな。」
マリア：「怨恨という可能性もありますね。」
あやめ課長：「とにかく被害者の身辺を洗ってみて。」
全員：「了解！」
ピィー！ピィー！ピィー！
大神：「なんだ！」
スクリーン：「銀座５丁目で他殺死体発見！」
カンナ：「なんだい！また殺人かい！」
翌日・・・・・
マリア：「被害者は料亭「紅蜂」の女将細川弥勒さんと大工の白山羅刹さん。
死因は刹那さんの時と同様後部からの刃物の切断による出血死です。」
大神：「それで前回との共通点や接点は？」
マリア：「死因以外はありません。」
カンナ：「まったくどうしてこう立て続けに殺人が起きるんだ！」
紅蘭：「う〜ん共通点がないとなると無差別殺人の可能性があるわな。」
すみれ：「それに近くに目撃者がいないなんて、おかしいですわ。
あんなに開けたところに。」
アイリス：「ひょっとしてさ。犯人が力で刀をポーンてとばしたのかな？」
大神：「う〜んでもアイリスほどの力（超能力）の持ち主なんかそういるとは
思えないし、無差別殺人なんかする理由も浮かんでこないよな。」
さくら：「どうします？大神さん。」
大神：「とりあえず現場にいってみよう。何か分かるかもしれない。
さくらくん、紅蘭。一緒に来てくれ。」

事件現場
大神：「特にこれといってなんもないな。それにしても凄い風だ。」
紅蘭：「そうやねだいたいこんなにビルがあるなら斬るより、狙撃のほうが
確実やとおもうんだけど。」
さくら：「そうよね。いくら見つかってないっていっても目撃者がでない
なんてかぎらな・・・・・」
びゅぅうぅぅぅぅぅぅーー
さくら：「いたっ！」
大神：「さくらくん、どうした？」
さくら：「はい、何かがあたって手が切れちゃったみたいなんです。」
大神：「ちょっとまって。今ばんそうこう出すから・・・・。！！
風・・・・・・・・」
紅蘭「どないしたんや、大神はん？」
大神：「そうか！分かったぞ！犯人の正体が！」
果たして犯人の正体は！！
次号いよいよ完結！
て、ほんとに情けない文・・・・・（涙）