由里ちゃんの謎(苦笑)超・長文



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投稿者: VR @ 202.237.42.71 on 97/11/14 14:26:38

In Reply to: Re: 戦う、理由。

posted by うぉーろっ君 @ tkti029.osk.3web.ne.jp on 97/11/14 03:00:37

 ニヤリ。やってくださいましたね、うぉーろっ君さん。
実は続編を書いていただく為に、わざとシリアスな方向へ
持っていったというわけで(うそ気味)。

 …さて。せっかく続編を書いてくださった事ですし、
蛇足ですがちょっと真面目な話に移行させていただきます。

 自分で書いていて恥ずかしい設定ウラ話ですが、もしここを
読まれる機会があればおつきあい下さい。

・何故誤字、脱字が多いのか?
  単に私がアレだからですが、別の単語を変換して利用する
 クセがついている、というのもあります。『紅蘭』と書くときも、
  こうちゃ→紅茶→紅→紅らん→紅蘭
 …などと書く為(熟語登録していない)、後半を削除するクセが
 ついてるんですね。いやはや。

・何故由里があんな事を?
  私が書いた絵が原因です。由里がアファームドみたくトンファーを
 振り回す絵を書いて、何故トンファーを?と、逆の手順で勝手に設定を
 付けたんです。その一部を今回出してしまった訳です。

  話すと恥ずかしい、もとい長くなる為割愛しますが、
===================================
 月組は元は戦闘部隊で、榊原葉一(さかきばら・よういち)を隊長として
活動を続けていた。

 しかし、降魔の動きが活発になるにつれ、隠密に処理するよりも、市民に
警告、避難を促し、霊子甲冑で戦った方が早い、という事になってくる。
 
 自然と「隠密での戦闘、及び処理」を旨とする月組の存在観念は無用の長物に
なった。ある日、榊原隊長の元に、『月組は、その行動理念に基づく用、
一定値以上の音を発する火器の使用は、これを禁ず』という命令が下される。

 火器なしで降魔と渡り合えるはずもなく、それは完全な「お払い箱」宣告だった。

 榊原は「名誉隊長」という名ばかりの称号を受け、各部隊への指導教員という役職が
割り当てられたが、他の月組メンバーは実質上、訓練兵扱いに逆戻りになった。

 自分一人ならともかく、数々の実績を挙げた隊員までもがこの仕打ちかと、榊原は激怒し、
後にある事件を起こすことになる。


 それは、お偉方が見物にくる、光武の実践配備直前の模擬戦闘でのこと。榊原は、数百人の
軍事関係者が見物する中、模擬戦闘中の光武二体を、生身の体+霊式トンファーなる武器で
完全に破壊したのであった。

 配備直前の虎の子を生身の人間に破壊される、という屈辱。
当然、榊原は死刑になるかと思われたが、当時「名誉隊長」という
称号は総帥や司令と同等の権利が約束されており、簡単に称号を
剥奪するわけにはいかず、加えて月組時代の榊原の功績に対する
評価が高かったこともあって、極刑は免れた。その代わりに榊原は、
監視付きの隠居生活を余儀なくされることとなったのである。


 数年が経過し、榊原の元に一通の令状が届く。「今回の作戦展開に、
是非貴殿の力をお借りしたい」―――すなわち、幻武に乗って死んでこい、
という内容であった。

 ようやく死刑宣告か、という気持ちと同時に、しょせん軍国主義でしか
動かない世の中なのかと、言わば諦めに近い感情を抱えたまま、榊原は
再び戦場へと赴くのであった。

=================================

 ……あー、長いっ!! そういう設定(というより短編)があったので、
今回由里ちゃんに動いていただく運びとなりました。

 そういう人だったんですよ、榊原は。軍事関係者にとって、「榊原」
の名を口にするのも耐え難い屈辱だったのです。ですから、

>「榊原の娘を殺せ!!」
>「手段は選ぶな! 邪魔する者があれば、まとめて消せ!!」

 ここを読ませていただいて、「やったあ!」と思いました。そうです、
これくらいブチ切れて欲しかったんですよ!彼等にとっては、榊原の
意思を次ぐ者や、あの「霊式トンファー」を持つ人間が存在すること自体、
許せないわけです。

 いやー、ありがとうございました。まるで私より設定を知っている(笑)
かの様なドラマ展開でした。私が自分で書いたらチャチになってた事でしょう(^^;

 なお、軍の訓練項目にトンファー格闘が存在したのか、光武でも小型化が
難しかった霊力増幅器をトンファーに組み込めるほどに小型化したのは誰なのか、
あの事件の後、霊式トンファーは処分されたのか否か等、私の短編でもまだ
謎は残ったままです。

・大神と同期の榊原が、由里の父親?年齢合わんぞ?
  これは、編隊飛行さんのご指摘―――正確には私も気付いたまま、
 矛盾を無視して書いたんですが―――の点です。

  単に私のミスです(笑)が、以前の話と今回の話の「榊原」は
 別人だ、という結論に至りました(至るなよ…)。
  後で「榊原の妹」にすれば矛盾もなかったな、と気付いた時には
 後のカーニバル。そのまま現在に至ります。あの時点(叫びの話)では
 由里の話をここに書き込む予定がなかったので、名前だけ出してしまって、
 この矛盾が発生したわけです。

> 今回は、続編と呼ぶにはあまりに変です(^^;
> と言うか、続いてません(爆)。
>
> なんで物語の視点を、よりによって名もないやられキャラの暗殺部隊
> 隊長さんに設定するかな、私は(^^;
>
 軍国主義特有の脅迫観念とでもいいましょうか、実力行使でしか
物事を解決できないと思っている連中……ということにしたかったので、
殺しに来てくれて嬉しかったです(なんちゅう日本語だ)。

 HPにまとめられる時、書いてくださった続編はどういった形で掲載
されるんでしょう?

 うーん、「榊原の娘」の方がいいですね…「ほー、あの榊原の娘、か?」などと
見下されたほうが怒るでしょうし。まあ、深く考えないでおきましょう(^^;

 長文、失礼しました。