ソフトアイランドは大馬鹿(長文)



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投稿者: ゆきずり @ cspe3-tel11.tokyo.mbn.or.jp on 98/3/19 04:34:12

In Reply to: Re: Asus P/I-XP55T2P4について教えてください

posted by IKE @ max2-t30.alpha-net.or.jp on 98/3/19 03:11:48

こんにちは ゆきずりの人です

> 233に関しては、秋葉原のOVER TOPで聞いたら、MMXに限り66*1.5で233になると言われ、
> パソコン工房では、BIOSをアップデートすれば66*1.5で233になると言われ、
> ソフトアイランドではジャンパ設定が66*3までしかないのだから無理でしょ、と言われました。
>
> 一体どれが真相なのやら。ご存知の方教えて。

MMXペンティアムを使うための条件

・コア電圧(2.8V)と、インターフェース部(3.3V)が
別々に設定出来ること。これだけです。

XP55T2P4(rev3.0)はもちろんこの条件を満たして
いますのでOKです。

元々、P54C(クラシックペンティアム)が登場した時から
インテルは将来、コア電圧を低下させることを想定し、
デュアルボルテージ設計になっていました。
これに対応したソケットが、ソケット7です。

ただし、P54Cはコアと周辺が同一電圧だったため、
安く製品を作りたいMBメーカーはソケット7でも
これを1つの電源にしてしまった訳です。
当時しっかりとしたメーカーならばコア電圧用には
VRM(ボルテージ レギュレータ モジュール)が
取り付けられる様にコネクタが実装されていました。

また、インテルは200MHzを超えるペンティアムを
当初発売する気は無かったのですが、AMDや
サイリクスの追い上げでやむなく233MHzを出し
ました。
しかし、インテルが過去に要求した規格で作られた
MBは200MHzまでしか設定ピンがありませんでした。
つまりインフラが無かった訳です。

これでは新しいMB以外では使ってもらえないため、
欲張り?なインテルは、今では殆ど使用されていない
1.5倍設定で233MHzになるようにCPUを設計した
訳です。

新しいMBでは233の設定ジャンパがありますが、
その設定は、実は1.5倍設定と同じになるようになって
います。

またBIOSですが、P55Cになっても、基本的には何の
変更も必要ありません。ただ、旧MBで1.5倍設定だと
BIOS画面には当然233やMMXの文字は表示されない
ので気持ち悪いですね。そのためUPDATEしなさいと
言っているのです。

K6等の互換CPUでは1次キャッシュの扱いが特殊なため
パフォーマンスを引き出すためには、BIOSが対応している
必要がありますが、P55Cでは基本的には不要です。

ちなみに、マイコンプの名器 PCI 54 IT にVRMを付け、
1.5倍設定でMMX233を古いBIOSのまま動かしても
何の問題もなく動きます。

とは言え、BIOSの情報を参照しているソフトも中にはある
様ですから、UPDATEはした方が良いとは思います。

以上長くなりました。おわり。