Tweak Your PowerVR PCX2



[ このメッセージへの返事 ] [ 返事を書く ] [ home.html ]



投稿者: Mystique @ sotaro-mizoguchi.umeres.maine.edu on 97/11/17 16:29:35

取り敢えず色々実験したんで、結果を載せておきます。

まずVideo Logicの新ドライバのreadme.docに記述されている通り、BIOSの
PCI Latency Timerを80 Clockにセットして下さい。 私はMatrox m3Dで
試しましたが、若干の性能向上が見られました。

次に、Matrox Mystique、Mystique 220、Millennium IIをお使いの方、
Flip On VBlankを利用しましょう。 これで性能が劇的に上がります。
S.G.Lの能力を調べる(正確にはPowerVRの動作状況を調べる)ベンチマークに
"Fly to the Sky Demo"というのがありました(過去ログ参照)が、上記
二点を改善する前の数値が最大で98%、改善後は瞬間最大で115%、平均でも
100%を超えました。 この数値が100%を超えていない場合、PowerVRの動作が
何らかの影響で阻害され、100%の力が出せていないそうです。

それから、Flip On VBlankの件で解る通り、2Dカード側のリフレッシュレートは
高いほうが良いようです。 DirectDrawにおける画面描画速度はリフレッシュ
レートが上限ですし、Double Bufferingを使う場合はこれが半減するからです。

また、BIOSにPCI Bursting等の項目がある場合も、これを有効にしましょう。

最後に、ドライバに関してですが、Matrox製の物よりVideo Logicの最新版の
方が安定しています。 PC Player D3D BenchmarkでTexture Transparencyを
有効にした場合、Matroxドライバだとフレームレートが11fps近くまで落ちます。
これがVideo Logic製だと16〜17fpsを保ちます。 Video Logicのドライバは
プロパティーでアプリケーション毎にプロファイラーを作れますので、やはり
便利です。

いずれにせよ、新しいドライバに期待したいですね。