> RADツールは定型的アプリ以外でも充分有用です。
> 確かにどの開発環境でもDirectX部は同じでしょう。
> しかし、DOSアプリならともかく、Windowsアプリを開発する以上は
> GUI周りの基本的なコーディングが必要になります。
> C++Builderなら省ける作業が多くなり、その分の労力を本体に
> 使う事ができます。

以下は僕の意見は個人的な経験に基づく感想であることをご了承ください。

まず、作成するアプリにもよりますが、GUIまわりはGDIベースの
プログラムとDirectX使用プログラム(ゲームと仮定します)では大きく
異なってきます。ゲームアプリではWindowsの標準コントロールを使用
することはあまりありません。好みの問題ではありますが、たいていは
プレイヤの感情移入を促すために各アプリ独自のＵＩを作成・使用します。
この場合、RADの利点である「直感的なＵＩ構築」は使えません。

次に、ゲームアプリはWindowsのメッセージドリブン方式を「無視」
します。メッセージループでは最低限のメッセージのみを処理し、後は
「行儀の悪い」ルーチンにできる限りの処理時間を割り当てます(行儀の
悪いというのはWindowsメッセージに応答する形式ではないという点に
おいてです）。従ってメッセージルーティングを基本として自動生成
されるハンドラのスケルトンは無意味です。

VC++だから良いというのではなく、Win32API+DirectX APIを使用した
プログラミングを行うにはRADは向いていないという話です。

> 実際に使い分けずとも、C++BuilderだけでDirectXアプリを
> 開発する事ができます。

これはRAD環境でDirectXアプリを作った経験が無いので分からないの
ですが、上記理由により、使えてもアドバンテージは無いものと考えて
います。

失礼な表現等ありましたらご容赦ください。

では。