> PowerVRを使うメリットは上述した通り、陰面消去におけるメリットだと
> 認識してます。 何故か？ フレームバッファとZ-Bufferを別々に用意すれば
> 回路が複雑になり、コストアップは必然。 最近の2D/3D兼用カードの
> 様に、フレームバッファとZ-Bufferをミックスして使う場合、内部
> 転送速度に弊害が出て、全体のパフォーマンスダウンに繋がります。
> もっとも、Millenniumなどに使われているWRAMならばそれほど問題は
> ないのでしょうか。

PowerVRを使うメリットは、独自の隠面消去による(Z-Bufferをしないことによる)バスアクセスの低減でしょう。

Z-Bufferは描画するポリゴンのすべてのピクセルについて「ポリゴンのZ値とZ-BufferのZ値(Z-Bufferの読み取り)を比較」という処理を行います。更に、一度描画したあとで、別のポリゴンで上書きされてしまう可能性があります。
PowerVRはこの問題を解決するために独自の隠面消去を使い、予め描画するピクセルを決定するようにしています。(無駄なメモリアクセスを減らせる)
最後にはメモリのバンド幅が物を言うので、この差は大きいです。