質問



[ このメッセージへの返事 ] [ 返事を書く ] [ home.html ]



投稿者: Mystique @ sotaro-mizoguchi.umeres.maine.edu on 97/7/26 05:38:09

In Reply to: Re: どうやらpowervrみたいですね。(多分)

posted by もももも @ kitakyusyu2-143.ap.plala.or.jp on 97/7/26 01:52:33

> 20万ポリゴンを秒間135MBの転送速度で出来るといった部分が
> 大きかったのでしょうか?

これはどことどこの転送速度ですか? メインバスの転送速度がこの程度では、
大した性能は出ないでしょうし、VRAM内部の転送速度ならはっきり言って
使い物になりませんね。 PCの場合、理論値で考えれば、CPU-MEM間は
266MB/sec、MEM-VRAM間は133MB/sec、多くの64bitビデオカードの
VRAM転送速度は500MB〜1GB/secです。

> EDORAMの転送速度でもPOWERVRならうまくやれば60から80万ポリゴン
> 出せそうですね。(ほかのものだともっと速いRAMでないと駄目みたいなので、
> コスト面から考えると非常に都合の良いチップみたいです。)

VRAMの転送速度は直接的にはあまり関係無い筈だと認識しています。
ポリゴン表示で一番重要なポイントは、ジオメトリプロセス、
セットアップ、レンダリング。 これを司るエンジンの性能及び、三者間の
バス転送速度が再重要な筈。

PowerVRの特徴は、普通の3D描画に必要とされる陰面消去を独自の手法に
おいて処理する為、Z-Bufferが必要なく、それがあくまでコスト削減に
繋がっているだけです。 TSP、ISP構造はVooDooも一緒です。

ちなみに、VRAMについてですが、PowerVR搭載カードはSDRAM、VooDoo
搭載カードはEDO DRAMです。 EDO DRAMとSDRAMのどちらかが低コストかは
考えるまでも無い筈。

PowerVRを使うメリットは上述した通り、陰面消去におけるメリットだと
認識してます。 何故か? フレームバッファとZ-Bufferを別々に用意すれば
回路が複雑になり、コストアップは必然。 最近の2D/3D兼用カードの
様に、フレームバッファとZ-Bufferをミックスして使う場合、内部
転送速度に弊害が出て、全体のパフォーマンスダウンに繋がります。
もっとも、Millenniumなどに使われているWRAMならばそれほど問題は
ないのでしょうか。