さて大分ペースがあがってきましたが、その２です。
ここからは多少強引ですが、使える実戦フレーズに入っちゃましょう。
とその前に、アップピッキング及びオルタネイトピッキングの練習を先にやりましょう。
さてなんじゃらほい？といったこの二つ。その１で「手首のスナップで上から下におろすように」といった
これがダウンピッキングです。じゃあアップピッキングというのは？簡単です、下から上に弦を弾くだけです。
通常アップピッキングだけが単独で使われることはあまりなく、ダウンピッキングのあとに続けてアップピッキング
次にまたダウンと・・・この二つは続けて行うことが多く、これによりダウンだけで弾くよりも単純計算２倍の速度が
実現されることとなります。このダウンとアップを連続して行うテクニックをオルタネイトピッキングといいます。
というわけで、その１で行った練習をダウンピッキングの後にアップピッキングも入れて最終的にオルタネイトピッキング
で弾くようにしましょう。おそらくこれまでベン・・・ベン・・・ベン・・・だったのがベンベンベンベンと連続して聞こえて
くるはずです。あとはなるべく音が均等な音量になるように、特にダウンとアップの音が違うということを無くすように、
また手首のスナップをいかして、なるべく腕のふりも小さくするように心がけて弾きましょう。
（ここで注意点、あまりこれらにこだわると肩＆肘に力が入りすぎることによる腱鞘炎とかになっちゃうので、なるべく
力を抜いてください。でもこれって結構難しいんですよね。休み休みがんばって下さい。）

さてオルタネイトピッキングもマスターしたところでようやくですが（多少ペースがはやいが）実戦フレーズに突入！

まずは下のフレーズ！！


人　中　小　人　小　中　　　　（弦を押さえるのに使う指）

D U D U D U　　　　　（Dはダウンピッキング、Uはアップピッキング）
１弦------------12---------
２弦---12-13-15----15-13---　　（各弦の何フレットを押さえるかを現した数字）

これはシドレミレドのフレーズですね。２弦１２フレットから始まるフレーズです。このフレーズを人差し指、中指、小指
さらにオルタネイトピッキングで弾いてみましょう。また最後の２弦１３フレットを弾いたあとはまた最初の２弦１２フレット
にもどってこのフレーズを何回も繰り返し練習しましょう。
また、２弦１５フレットの小指がどうしてもきつい場合はここは薬指で代用してもかまいません。

このフレーズの難しいところは、なんといっても指を複数つかうところ及び２弦から１弦にかけてのオルタネイトピッキン
グです。特に１弦１２フレットに行くときのアップピッキングは多少オーバーアクション気味に行かないと２弦に引っかか
ってしまうのでご注意を。

このフレーズは、一見なんの変哲もないただの６連フレーズですが、最初の音を別のポジションにしたり、また発展
させていくと実に多くの応用のきくフレーズです。
　とくにＭｒ.ＢＩＧのギタリスト、ポールギルバートが得意とするフレーズで、デビュー当時は彼もよく使ってました。
このフレーズを完全にマスターすれば、まずはギターキッズの第一歩となります。全ての基本とも言えるフレーズ
なのでまずはゆっくりと練習して下さい。続く。でわ
（私なんか高校生のころ気がついたら寝ながらこのフレーズ弾いてました。）