Re: だれかのみたゆめ 第11話



[ このメッセージへの返事 ] [ 返事を書く ] [ home.html ]



投稿者:    @ proxy01di.so-net.or.jp on 98/3/16 16:53:07

In Reply to: だれかのみたゆめ 第11話

posted by   @ on 98/3/16 11:38:58

>
> <center>第11話 「秩序」</center>
>
> 「久しぶりだな、カイ。」
> 「やっぱり瑠原か...お前、なんでウチの制服着てんだ」
> 「服なんざどーだっていい。この町ではこれが一番なのさ。
>  お前こそまだこの制服着てるんだな。昔の方が似合ってたぜ」
> 「先に言っとくがな、瑠原」
> 「"もう戻る気は無い"んだろ?
>  ヒヒ、まあいい。今日は別の用件で呼んだんだ」
> 「・・・。」
> 「お前、例の構図持ってたろ」
> 「アレはお前に渡した筈だ。」
> 「とぼけんなよ。あんなデコイつかませやがって...」
> 「知るか。俺が拾ったものをお前が持ってっただけだろ」
> 「ま、いい。それは本当の事だろうしな。で、本物の事なんだが...
>  メック部の調査によると、市販された本に暗号化されてるそうだ。」
> 「そんな事、興味ないね。」
> 「そう言うな。調査が遅れたせいか、その本はもう絶版だ。」
> 「だから何だ。もったいぶらずに用件を言えよ」
> 「フン、いいだろう・・・お前の学校、でかい図書館が有るよな。
> あそこなら本が置いてあった筈だ。通ってた頃、見覚えがある。」
> 「・・・。」
> 「それを取ってきて欲しいだけだ」
> 「・・・。」
> 「俺のIDはとっくに抹消されてるから、お前に頼んでるんだがな」
> 「断れば?」
> 「さぁな。いざとなればあの人は強引に奪い取るだろう。」
> 「学校の人たちは関係ないだろう」
> 「知らねえよ。お前次第、という事だな」
> 「・・・お前たちは、その本で一体何をするつもりだ?」
> 「実は、俺も知らん。まぁ、危ない事はしないんじゃないか?
>  あの人は無意味な事が嫌いだからな。まあ心配するな。」