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投稿者: 宍 六三郎 @ aom-d175.infoaomori.or.jp on 98/2/19 21:59:15

In Reply to: 関係ないけど宍さんに質問

posted by まーとん @ temys2.eng.shizuoka.ac.jp on 98/2/19 20:30:29

結論から先に…
一生物の義歯は存在しません。

義歯(入れ歯)は、大別すると「有床義歯」「部分床義歯」になります。
有床義歯は無歯顎、部分床義歯は有歯顎だと思って下さい。

何故に大別したか…
歯の有無で頻度が変わるからです。
咬合圧を何処に分散出来るかが変わるって事です。
噛む事を前提とした「歯」とソノ機能の無い「粘膜」では受け止め方が
違うって事。

歯がある場合は、義歯床の部分を付け足すだけで数年は使えます。
但し、維持を担当する歯が無事ならばです。

歯がない場合は、1年後にリライニング、リライニング2年後に
新たに制作するのが宜しいでしょう。

リライニングとは…
義歯床の粘膜面を盛り足す事です。

口腔内粘膜が咬合圧で変化して、最初に作った義歯内面との間に
空間が生じると義歯脱落や義歯破切の原因になります。
ソレを防止する為でもあります。<リライニング


レジン(義歯の歯肉部分)は吸水性があるので、長い年月使用すると
大変匂います。
ポリデント等の洗浄剤でも抑えられるモノでもありません。

リライニングは総入れ歯安定剤と同じ事ですが、決定的に違うのは
危険度が少ないって事です。
総入れ歯安定剤は使い方を間違えると顎の吸収を早めます。
顎堤が吸収されて平坦になると義歯の維持安定が難しくなります。

簡単だけど…こんなんで良いかな?
これ以上を望んでも良いが、入力が大変かも…。(^^;