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 投稿者:
政治学専攻の学生A  @ jenie.doshisha.ac.jp on 98/1/28 15:31:21
 
In Reply to: 失政 posted by ¥田  @ fixer.sega.co.jp on 98/1/28 09:39:42
 
> 膨大な借金を作った事は十分な失政だと思いますが。
 
 赤字国債のことでしょうか?
 ん〜、細かい説明すると長いんですが、タチの悪い借金じゃないいんですよ、アレって。
 
 日本の借金て「国内債」なんですよ。
 タチの悪いのは「国外債」、外国からお金を借りることですな。
 で、日本以外の諸外国ってのは、ヤバイことに「国外債」なんですわ。
 
 会社にたとえると、会社内債務みたいなもんです。
 社内債務ってないほうがいいけど、むちゃくちゃヤバイものじゃないでしょ。
 (例えば、セガは社内債務が多いけど優良企業と分類されるでしょ)
 逆に銀行なんかからお金を借りてると、金額によってはヤバイじゃないすか。
 そういうことです。
 (ちゃんとした説明はもっと勉強して簡潔に言えるようになってからってことで)
 
 で、日本はかなりの国にかなりの金額を貸してるほうなんです。
 
 国家ってのは私企業じゃないんで、利益が出るように経営するもんじゃないんです。
 むろん、だからといって赤字を出すべきではないんですが。
 だから、どこの国を見ても借金のない国なんてないですよ。
 っていうか、黒字経営の国って、なんだかなぁ・・・(商売で行政やってんのか?/爆)
 
 > さて、どうやって返済するのかな。国に破産ってあるの?
 
 国内債の場合、いざとなったら、お札をガシガシ刷って返す。
 (いや、まさかの時でっせ)
 インフレするし、国際的信用は低下するけど破産にはならない。
 
 よその国からの借金はそうはいかないんで、破産します。
 どうなるかって、全部の行政サービスが止まります。
 水道でません、電気止まります、・・・・エトセトラ。
 まぁ、その前に革命とかクーデター起きちゃうと思います。
 んで新政権が「借りた金は知らんとよ」っていう。
 貸した国はたまらんから、軍隊送って借金のカタになるものを差し押さえる。
 19世紀・20世紀初頭の構造ですね。
 
 余談ですが、江戸末期日本はかなり外国からお金を借りましたが、
 明治政府はちゃんと借金を引き継いで、たいそうな時間をかけて全部返しました。
 偉いことです。
 今時の途上国に比べれば、筋だけはきちんと通したってことで立派なもんです。
 
 とにかく、マスコミが煽るほどの「とんでもない失政」じゃないってことで。
 長々とすんまへん。でわでわ。
 
 
  
 
 
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