ひとえに「オープニング」が最悪。
いまだに活動写真の頃の演出から脱却していない。
映画にとって、オープニングは「命」です。
オープニングでその映画に引き込まれるか、
感情移入できずに盛り下がるかが決まります。
それと音楽（SEも含めて）も最悪。とにかくチャチ。安っぽい。
醒めます。物語に没入出来ません。
（俳優の演技もダメだけどこれは二の次なんですよ実は！）

勉強しようと思えばいくらでもビデオという絶好の教科書があるのに、
観てないんでしょうねぇ。人の作品。現場でパシリから始まって段階踏んで一人前になるという
現場叩き上げの古い制度がいまだに残ってるから、技術的なところは分かるんだけど
センスが養われていない。
大御所の周りをチョロチョロして笑いを取る割にはその先輩達の芸を観て
勉強しない若手のお笑いとおんなじです。

なにも真似しろと言ってるんじゃありません。海外の面白い映画をたくさん、
それも何度も何度も観るだけで、自然とセンスが養われます。

タランティーノのセンスは学校で習ったものではなく、バイト先のビデオショップで、
何万本というビデオを観ながら友達と映画について熱く語ってた経験からです。

• タランティーノ - T.A.G. 98/1/26 00:06:24