第二幕



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投稿者: ditto @ tpro1.tky.3web.ne.jp on 98/1/22 00:13:28

In Reply to: 第一幕

posted by ditto @ tpro1.tky.3web.ne.jp on 98/1/22 00:10:51

(第二幕)

−羽田城中−

「遠山参りました。」
老中・den野忠邦(以下)「おお来たか!待っておったぞ。」
「新年早々、新しい上様をお迎えすることになるとは!
  まさに目出度き年のはじまりでございますな。」
「うむ。急な話ではあったがのう。」
「サターン町は歓迎一色でございます。」
「それは良きこと哉。ところで遠山...。」
「はは。」
「サターン町奉行になって何年になる?」
「(え!?...やっぱりか(^_^;)  に、二年弱でございますが...。」
「そうか。時にそちはプレステも所有していると聞くが。」
「(ぎ、ギク(◎_◎)) は、...はい。」
「しかも最近ではプレステの稼働率の方が高いとも聞いておるが。」
「(ゲ、ゲゲ(@_@;)) い、...いや(作者注:実はメタルフィスト専用機になってたりする(^^)...も、申し訳ございませぬ...、つい出来心で。」
「別に謝る必要は無い。そんなことを咎める気が一切ないのだからな。」
「は、はあ?」
「用というのは他でもない。そちを新たな役職に付けようと思うのだ。」
「...ま、ままままさか...プレステ町奉行では!?」
「遠山、早とちりもいい加減にせい!」
「? 違うのでございますか...。」
「人の話は最後まで聞くものだ。そち、大目付職に付いてみる気はないか?」
「お、大目付!」
「そうだ。この間のような邪なる教団の一件もある。町奉行という狭い権限では、思うように動けぬことが多いであろう。それを慮ってのことだ。」
「し、しかし...。」
「遠山よ。儂は最近よく思うことがある。やれ勝ち組だ負け組だなどと、ハードで線引きをするような時代は終わったのではないかとな。」
「...」
「これからはハードを越えたハイブリッドな展開が必須。ハードで境界をもつべきでは無いと思うのだが、如何なものか?」
「身に余る光栄でございます。ありがたくお引き受けさせて頂きます。」
「おおそうか!では...」
「しかし条件がございます。」
「わかっておる。サターン町奉行でも居たいのであろう。」
「さ、さすがは御老中!拙者の心中を察しておられる。」
「ははは、きっとそちならそう言うのではないかと思っておったわ。」
「はい。上手くは申せませんが、なぜかサターンという町に必要以上の愛着がございます。別に生まれついた場所でもないのに、何故でございましょうか?自分でもよくわかりませぬ。」
「サターンユーザーは一度やったらやめられぬというからな。」
「はっ(^^。...しかし、今回のお役目願ったり叶ったりでございました。」
「とは?」
「先日の独り占め御法度破りの件でございますが、拙者自身歯がゆきことしかり。」
「ふむ。」
「今のような取締では、やったもの勝ちとなっております。天網恢々疎にして漏らさずとは、一人一人が常識や法を弁えてこそ成り立つもの。しかし、誰かが居直って好き勝手をやったりすれば、もろくも崩れ去るものでございます。そのような不貞の輩を取り締まるのが我が使命と考えております。」
「...やはり儂の目に狂いはなかった。満足である、これからも期待して居るぞ!」
「はは!」

こうして、遠山は大目付職兼務となった。しかし、決して状況は気を許せるものではなく、難題山積しているのが現状。果てさて今後の展開や如何に?

おしまい

(注)この作品はフィクションであり。登場する個人・団体名は、実在のものとは何ら関係ありません。