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ditto @ tpro1.tky.3web.ne.jp on 98/1/22 00:13:28
In Reply to: 第一幕
posted by ditto @ tpro1.tky.3web.ne.jp on 98/1/22 00:10:51
(第二幕)
−羽田城中−
金「遠山参りました。」
老中・den野忠邦(以下忠)「おお来たか!待っておったぞ。」
金「新年早々、新しい上様をお迎えすることになるとは!
まさに目出度き年のはじまりでございますな。」
忠「うむ。急な話ではあったがのう。」
金「サターン町は歓迎一色でございます。」
忠「それは良きこと哉。ところで遠山...。」
金「はは。」
忠「サターン町奉行になって何年になる?」
金「(え!?...やっぱりか(^_^;) に、二年弱でございますが...。」
忠「そうか。時にそちはプレステも所有していると聞くが。」
金「(ぎ、ギク(◎_◎)) は、...はい。」
忠「しかも最近ではプレステの稼働率の方が高いとも聞いておるが。」
金「(ゲ、ゲゲ(@_@;)) い、...いや(作者注:実はメタルフィスト専用機になってたりする(^^)...も、申し訳ございませぬ...、つい出来心で。」
忠「別に謝る必要は無い。そんなことを咎める気が一切ないのだからな。」
金「は、はあ?」
忠「用というのは他でもない。そちを新たな役職に付けようと思うのだ。」
金「...ま、ままままさか...プレステ町奉行では!?」
忠「遠山、早とちりもいい加減にせい!」
金「? 違うのでございますか...。」
忠「人の話は最後まで聞くものだ。そち、大目付職に付いてみる気はないか?」
金「お、大目付!」
忠「そうだ。この間のような邪なる教団の一件もある。町奉行という狭い権限では、思うように動けぬことが多いであろう。それを慮ってのことだ。」
金「し、しかし...。」
忠「遠山よ。儂は最近よく思うことがある。やれ勝ち組だ負け組だなどと、ハードで線引きをするような時代は終わったのではないかとな。」
金「...」
忠「これからはハードを越えたハイブリッドな展開が必須。ハードで境界をもつべきでは無いと思うのだが、如何なものか?」
金「身に余る光栄でございます。ありがたくお引き受けさせて頂きます。」
忠「おおそうか!では...」
金「しかし条件がございます。」
忠「わかっておる。サターン町奉行でも居たいのであろう。」
金「さ、さすがは御老中!拙者の心中を察しておられる。」
忠「ははは、きっとそちならそう言うのではないかと思っておったわ。」
金「はい。上手くは申せませんが、なぜかサターンという町に必要以上の愛着がございます。別に生まれついた場所でもないのに、何故でございましょうか?自分でもよくわかりませぬ。」
忠「サターンユーザーは一度やったらやめられぬというからな。」
金「はっ(^^。...しかし、今回のお役目願ったり叶ったりでございました。」
忠「とは?」
金「先日の独り占め御法度破りの件でございますが、拙者自身歯がゆきことしかり。」
忠「ふむ。」
金「今のような取締では、やったもの勝ちとなっております。天網恢々疎にして漏らさずとは、一人一人が常識や法を弁えてこそ成り立つもの。しかし、誰かが居直って好き勝手をやったりすれば、もろくも崩れ去るものでございます。そのような不貞の輩を取り締まるのが我が使命と考えております。」
忠「...やはり儂の目に狂いはなかった。満足である、これからも期待して居るぞ!」
金「はは!」
こうして、遠山は大目付職兼務となった。しかし、決して状況は気を許せるものではなく、難題山積しているのが現状。果てさて今後の展開や如何に?
おしまい
(注)この作品はフィクションであり。登場する個人・団体名は、実在のものとは何ら関係ありません。

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