ずっと前にも書いたことなのですが、雑誌のフライング
販売は原則的にNGです。それがなぜ売られているのかというと、
首都圏でその雑誌が多めに入荷される店、また雑誌コーナーその
ものが大きなスペースをとっている店などでは、発売の朝ではなく
前日、前々日に入荷されることがあるのです。
このフライングは、当然ながら協定違反であり、これが明るみに
出た店は取り次ぎ店（日本出版販売、トーハンなど、問屋さんのこと）
から回される量を減らされたりしてしまいます。
書店にどんな本がどれだけの量並ぶのか、はこれら取次店の裁量に
拠っており、書店がいくら売れる本を並べたくても、取り次ぎ店が
ノーと言えば売れないわけで、当然、書店にとって敵に回したくない
相手であるわけです。それを押してフライング販売に踏み切る店にしても、
数千種もの雑誌の発売曜日を、取り次ぎの監査役がいちいち覚えていない
だろうという憶測のもとに行っているのです。
これは実際に取次店の社員の方から伺ったのですが、彼らはフライングする
店に対し、かなりムカついているようです。
口コミでこうした店が広まってくるのは仕方がありませんが、こうした公共
の場でフライングをしたことを報告するのは、個人的にはどうかと思います（
真面目に待っているのがバカみたいじゃないですか）。まして、店を教えて
しまうのは・・・。ま、店が取り次ぎの制裁を受けても、自業自得ですが。

• Re: そうですねぇ （長文） - ジブリール 98/1/15 11:08:03