つづき



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投稿者: くたばりプリマス @ ppp-im001.fsinet.or.jp on 97/11/29 12:50:53

In Reply to: 未恋愛小説「直球君」

posted by くたばりプリマス @ ppp-im001.fsinet.or.jp on 97/11/29 12:37:00

車は環状線に入り、速度を上げた。行く宛てもないまま。

「私、彼に話したわ、全部。あなたとの思い出も、ふっきれてない
自分のことも。・・・・・
ふっきれてたと思ってたのにね、今の彼と付き合えてるし。」
「それで?彼は今日、オレ達が会うのは知ってるの?」
意地悪く尋ねてみた。
「うん。『行ってきなよ』って言われた。」
「二人で会うって知ってるのか?」
「・・・・・。」
「男はな、そういう女にゃ『行くな』っちゃ言えんよ。
見栄っぱりだからな。度量広いとこ見せたいんだ。」
「そういうもんなの?」

つづく