> 　角を曲がった。あと少し−−あと少し。
> 　そしてそのあと少しのところで、向こうに人影が見えた。
> 　……あれは……。
>
> 　＜つづく＞
> −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

・・ジョージ！？そう、柳ジョージだ！
ジョージは僕を見つけるやいなや、渾身の力（かどうかは知らない
が）でパンチを繰り出してきた。慌ててダッキングでかわす僕。
空を切るパンチ。たちまち失望の表情を浮かべたジョージに僕は少
しばかりの慰めの言葉をかけてやったが、その目からはあふれんば
かりの涙が流れおちた。輝く涙。若いってことは素晴らしい（当然
若くない）。
「悪いことしたなあ・・」ま、実際はしてないんだけど。

そこで「スクープ！：明菜・ヘアヌード写真集発売！」の嘘ニュー
スを教えてあげると、なんとか機嫌を直してくれたのでとりあえず
僕も一安心。こんな嘘にも引っ掛かってくれるチャーミング、かつ
ランデヴーなところがジョージのたまらない魅力の１つでもあるん
だけどね。

さ、風呂はいんなきゃ。ああ、寒い寒い。風呂がありがたいのは
沸かしてからの話だね。ひんやりとしたタイルなんか、もう鳥肌物
だよ。まずはこのゼリーを洗い流して・・と・・・ん？
・・水が・・出ない？うそ・・。

「バカねえ。今日一日断水だってゆうのに、なんで水が出るのよ」
ぬっ、その声はっ！！

（続く）
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なんか全く話進まなくて、変な方向に持っていってしまいました。
あと２回（は無理か？）で完結するんでしょうか？