そろそろ大丈夫かな?第三幕



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投稿者: 倭寇三勇士 @ tpro2.tky.threewebnet.or.jp on 97/9/21 00:21:19

In Reply to: まだ調子今イチだね。第二幕

posted by 倭寇三勇士 @ tpro2.tky.threewebnet.or.jp on 97/9/21 00:17:19

(第三幕)

居酒屋にて
「おいハチよお...。」
ハチ「なんですかい親分。あらたまっちまって。」
「俺はなあ、今日ほど悲しい日はねえぜ。...ねずみとはなあ、長年のつき合いだ。たとえ盗人と岡っ引きていう立場でもなあ、俺はあいつも信頼していたんだぜ。それというのもあいつが義賊だったからじゃねえか。..、それが、それがなんでぇ善良な町民が出した金を盗むとはよう...。この俺の裏切られたっていう怒りの気持ち、おめえもわかってくれるよなあ。」
ハチ「へえ、なんとなく。」
「なんとなくじゃねえだろうが。おめえ俺の相棒だろ、そんなこと痛えくらいわかるはずじゃねえか。」
ハチ「へえ、わかりやす。(まったくこういうときに限って誰もいねえんだから。先生は蘭医学会とかいうやつで長崎へ行ってるし、お律さんは何故か臨時休業でいねえし、金さんは相変わらず風来坊で所在不明だし...)」
「おお、そうだろそうだろ。ようやくお前も俺の相棒が務まるようなってきたな。」
ハチ「親分もう帰りやしょう。これ以上飲むと体に毒でやすよ。」
「なあにまだまだ宵の口だい。もう酒の5本や10本どうてことね...。zzz」
ハチ「ああ寝ちまいやんの。全く世話の焼ける親分。..こりゃあっしの力じゃ動きそうにねえや。ひとっ走り行って、辰でも連れてくるしかねえな。」
ハチ ゆ組まで辰次郎を呼びに行く。
...
「...、...、おいハチ...はち...ハチ..っと居ねえのか?全く冷てえ奴だな...ムニャムニャ。」
そのとき奥座敷から声が聞こえる
?1「まったくあの奉行め、忌々しい。」
?2「どだい入れ墨背負った奉行が居るなどとは、世の中間違っておる。」
「???うぉ...金治のことだな。...いいこと言うじゃねえか、あいつか奉行だってのは、馬鹿げた話だよな...。...、!!!待てよ、金治が奉行だって知ってるのは、俺の他にゃ、奉行所連中か、それとも金治に裁かれた奴くらいじゃあ...、ってまあいいかどうでも。・・・(__).。oO」
平次、再び寝る。
?3「先生、ここは一つお願いしますよ。」
素浪人・車一徹(以下車)「任せておけ、俺の地獄車から生き延びた奴は誰もいねえ。」
?1「さすが先生、頼りにしてますぜ。さてそろそろお開きとしますか。」
?2「うぉ!こ、こいつがこんなところで寝てやがる。」
?3「マジイな聞かれたか?」
?1「こいつもひと思いに殺るか?」
車「よさねえか、これだけ酔ってりゃ、仮に聞かれたとしても覚えてはいまい。」
?1「運のいいやつだ。確かにここで騒ぎを起こすのは拙いからな。」
謎の一行去る。
ハチ「おっといたいた。まったくこんなところでだらしなく寝てやがる。」
辰次郎「おい平次、いい加減におきねえと風邪ひくぜ。なんて平和そうな顔してるんだか...。」

平次の様相とは対照的に、風雲急を告げるかのような事態。果たして今後の展開や如何相成りますことやら!...てなところでまた来週!


「…なんでえ、変なところで切りやがったなあ。ムニャムニャ」
to be continued

(注)この作品はフィクションであり。登場する個人・団体名は、実在のものとは何ら関係ありません。