エロゲーマーの教育水準は中学校卒、４年制高等学校卒、大学卒に分類される。　ただし　自堕落で無為な密室趣味を終日掲げるおたくにとっては、大学は入学ハードルがとてつもなく高いことからほとんどの学生は高校卒業と同時に「無職の２０代の青年」になってしまう。

★移民問題

裕福で富める秋葉街のエロゲーム市場。外から見ればエロゲー界は黄金郷と映る。仕事もない貧しい下請けソフト会社、常に倒産の危険に曝され生きることさえ危うい事業、そんな折りから黄金郷エロゲームの噂を耳にし旅立つ企業家が後を断たない。

この時代、秋葉の外は余りにも危険すぎた。おたくどもの領土はコミケと自室のそれらを結ぶ点と線でしかなく　それ以外は全て空白の領土と化していた。風俗道は安全であったがそれは途方もない出費を強いられることになるし、それだけの経済的余裕のあるエロおたくはエロゲームなどに来る必要などなかった。

ほとんどの人は皆でなけなしの金をだしあって中古の９８やソフトを買って、予算オーバーとローン地獄の状態で週末には秋葉を目指してた。しかし、そのほとんどは志半ばで脱落していった。運よく秋葉にたどり着いたとしてもそこには厳しい現実が待ち受
けていた。秋葉にも同様に摘発後、エロゲーの入荷がなかったからだ。

財産を使い、武富士／アコム／プロミスって秋葉まで　エロゲー買い付けに来た人々は目的もなくさまよい挙動不審者となるしかなかった。そのたまり場はオタク街スラムと化していった。必然的に性犯罪率も上がり、そこに住んでいた住人は逃げるように他の場所に移って行き、人権保護（現在ほとんど価値を失った言葉）の立場からおたくにエロゲーを与え、『ソフ倫』は治安強化のために警察活動の人員増強を行い、エロゲームは治安悪化、流通問題、財政負担という問題を抱えつつあった。

　
★民主化問題

現在、六頭政治を行っているソフ倫は言うまでもなく、主権は６人の『ソフ倫』役員メンバーにある。今、この事実に猛烈に反発する声、民主化の声が関西を中心とする若手エロゲーハウスの間に広まっている。絶対数は微々たるものなので、その影響はまだまだ表に出るほどではないが徐々にその思想は広まりつつある。なぜなら市場にあって　彼らの商品が予想以上の成果を上げているからだ。