第三幕



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投稿者: 遠山金三郎 @ tproxy.tky.threewebnet.or.jp on 97/7/20 00:18:02

In Reply to: 第二幕

posted by 遠山金三郎 @ tproxy.tky.threewebnet.or.jp on 97/7/20 00:10:19

(第三幕)
大波小波屋(以下波)「ささ、先生。これが今回の謝礼でございます。」
日暮里先生(以下日)「少ないのう。お主のところは、もっと儲けておるであろうに。」
波「その代わり、この後で趣向を凝らしてございますですよ。」
日「ほっほう、楽しみじゃ。しかしひとつ判らぬ事がある。」
波「なんでございましょう。」
日「何故にクソゲー菌をばらまくことを思いついたのか?世の中のソフトがクソゲー菌に犯されておるやも知れぬという噂が流れれば、お主のところも少なからず売上に影響を受けるであろうに。」
波「はっはっは、それは中小のメーカーならばの話でございましょうに。手前どもはこれだけの大棚でございますぞ。大波小波屋のソフトなら安心して買えるというブランド力、信用力がございます。今回のこの騒動で、やっぱりソフトは大棚のものでなければという風潮が生み出されるや、手前どもの売り上げは伸びる一方。左うちわでございます。まあ、いうならばクソゲー菌は、中小メーカー潰しの特効薬でございますかな。」
日「ほっほっほっ。大波小波屋あ、おぬしも悪よのう。」
波「いえいえ、先生様ほどは、とてもとても。それはそうと、先生、頼んでおいたものは出来ましたかな。」
日「うむ、この通りじゃ。この菌を一株でもまけば、そのソフトからはあらゆる性描写や暴力表現が消えてしまうという、名付けて、性暴力ソフトはボツニスル菌!!」
波「さすがは先生。お見事。(拍手パチパチパチ)」



日「ほう。今週はまた一段と若くて綺麗ではないか。」
波「それはもう、先生のためにとびきりの上玉を用意いたしましたです。では先生、ごゆるりとお楽しみくだされ。」
日「これ、苦しゅうない。もっと近こうよれ。何を恥ずかしがっておるのだ。」
町娘「だって...。」
日「おお、これは見れば見るほど美形じゃ。ふぉっふぉ、よいではないか、よいではないか。男と女がひとつの部屋にいたら、することは決まっておるではないか。」
町娘「あら、おやめになってぇ。回さないでぇ。」
日「おっ!?布団で儂をくるんでどうするのじゃ?こ、これ、おいたが過ぎるぞ、ほどかぬか。いい加減に、...うおお!手、手に、か、風車が!?だ、だ、誰じゃ!」

「一部始終聞かせてもらったぜ。憎まれっ子世にはばかるという。しかしぃ!この世に悪の栄えたためし無し!!!。」
波「先生、いかがなされました?やや!?これはどうしたこと。」
日「貴様!何奴じゃあ。」
「金治っていう、ケチなゲーマーよ。しかし、てめえらと違ってまともにお天道様の下で働いてるぜ。○○!(何で伏せ字だ?)よくやった、お前はもう帰ってな。」
町娘「わかったわ金さん。気を付けてね。」(町娘去る)
波「狼藉者じゃあ!者ども、出会え出会え!。」
「俺を斬ろうってのかい?おもしれぇ、だがなこの背中の土星、今日はちと怒りの炎で燃えてやがるぜ、やけどしても知らねえぜ!」

しばらくのチャンバラの後、同心や岡っ引き登場
「サターン町奉行所の者だ!皆の者、神妙にいたせ!」

(最終第四幕へ続く)