「うむ、アーンファーンテリブルは全てに終局をもたらす者ディメンシア召喚の
　鍵、宇宙の中心グレイトアトラクタにて全てのアーンファーンテリブルがグラ
　ンドクロスの形をとる時、それはなされる。」
「だがそれだけでは駄目だ。こちら側に来させるには媒体が必要。」
「五十嵐ヨーコか。」
「五十嵐博士も冷たい人よのう。自分の娘を実験体に出すとは。」
「ふふふ・・・みなさん議論が白熱していますね。」

突然五ぼう星の真ん中にホログラフィが現れた。

「主（ロード）・・・・・・」

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そこに現れたのは銀の長髪をし、目をつぶっている顔立ちが美しい男が椅子に座
っている物だった。

「いよいよ計画発動ですね。天帝（オーバーロード）もさぞやご満悦でございま
　しょう。」
「はい、土星と木星の間に戦争を起こさせる。我らにとっては造作もない事です。」
「頼みましたよ、帝王（カイザー）女王（クイーン）覇王（コンカラー）法王
（ポープ）大王（グレート）。そうそう、あの月の少女はどうなりました？」

主（ロード）と呼ばれる男はホログラフィでさえも不思議な感じをかもしだして
いた。

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「メイファ・ノーブルは以前として封印された記憶、暴走したディメンシアを消
　すイレイザーとしての記憶に目覚めていません。が、いずれ時期が来れば五十
　嵐に命じて記憶を甦らせれば良い事。」
「ふふっ、計画は順調という事ですね。ではマスターペンタゴン、あなた方は天
　帝（オーバーロード）の次の指令があるまで、計画を続行していて下さい。そ
　れでは。」

そういうとホログラフィは消えた。

「当面の私達がする事は土星と木星をうまく鉢合わせる事ね。」

女王（クイーン）が微笑を浮かべて言った。

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「それは堕天使（ルシファー）と土人形（ゴーレム）、そして髑髏（ゴルゴダ）
　がお膳立てをしてくれる。」
「ひょひょひょ、しかし木星のアーンファーンテリブルも可哀想じゃのう。ダー
　クソルの次元砲”滅光”に直接取り付けられておるとは。」
「いずれそれも堕天使（ルシファー）に助けるようにさせておこう。」
「さてギャバンが月のメイファをとりに行きましたな。」
「確かにメイファのメックピックパワーの波長は特殊だ。だがギャバンはそれが
　なぜなのかは知らない。」
「間抜けねぇ・・・」

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「いかな木星帝国のギャバン元帥も我らの前では傀儡に等しい・・・」
「いや、土星や木星、それだけではない、この世に存在するもの全てが我らの道具」
「さあて、我々は高見の見物と洒落込みますか。」
「今回の会議はここまで！」

さっきとは逆に大王（グレート）から反時計回りに明かりが消えていく。そして
帝王（カイザー）の番になった。

「ふん、ギャバンめ、メイファが月のアーンファーンテリブルと思っているな。」

帝王（カイザー）の机に出てた物、それは・・・

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月のアーンファーンテリブル：エリス・ハウスホーファー
精神異常により現在入院中

カチャッ

薄明かりが消え後には完全な闇と沈黙が支配した・・・