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 投稿者:
ツキノヨルウテナノチニクルフシオンレイ  @ 202.248.232.141 on 97/11/13 12:32:24
 
それは、突然の出来事だった・・・
 「ウテナガヤラレタ・・・?」
 
 悔しさとも、切なさとも違う・・・言い様の無い喪失感。
 顔に押し当てていた掌から、一滴の水珠がこぼれ落ちる。
 
 「なみだ!? ・・・・泣いているの私?」
 
 胸が締め付けられる・・・イタイ。
 大きく深呼吸をして、もう一度ディスプレイを見てみる。
 (ゆめ・・・じゃない・・・のか・・・)
 
 くくくくく・・・・・・・・・
 心とは裏腹に、笑いがこみ上げてくる。
 
 カチリ・・・
 
 今、心の中で何かが壊れた。
 
 うおおぉぉぉーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!
 
 バキッ ドカッ グシャ パリーン
 
 はぁ・・・・はぁ・・・・・はぁ・・・・
 「ふっふっふっふ・・・はっはっはっは・・・はぁ〜っはっはっは!!」
 少しずつ、壊れたココロが狂気に変わり・・・漆黒の闇へと沈んでいく。
 
 その両の掌は、紅く染まっていた・・・・。
 
 「鳳 暁生ぉーっ!!
 ほら?聞こえないか?
 貴様の魂が、本当に腐っているのならば
 世界の果てを駆けめぐる…この叫びが聞こえるハズだ。
 さぁ、我と共に…誘おう!貴様が進む死の世界へ!!  」
 
 暗き闇の夜・・・・狂喜の声がこだまする。
 
 今日も、雨は降り続く・・・・
 
 <font size=1>これは、夢だよね?そうさ!ウテナ様は元気に決まってる!さぁ、家に帰ってビデオを見よう・・・
 
 
 
  
 
 
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