そうですね。
庵野さんも、大月さんも当初の目的どおりに行かず、意固地になったのかも。
ヲタクを社会復帰させるつもりが、ますますヲタク化させた。
しかもスポンサーがますますそれに拍車をかけようとする。
だから、とにかく、「はずす」エンディングを用意した。
　ても、これだって逆効果だと思うけどな。
こういう風に、力は入りまくり、でもどうしても消化できない作品を用意されたら、
思いを抱きつづけたヲタクはますます、こだわってしまう。

でもね、
ある程度、庵野さんたちの目的は達成されたと、思うんだけどな。
すなわち、
ヲタクが社会性を持とうとする、キッカケをつくったと思うんです。
ＥＶＡという作品は。
語らずにいられない。
他人に薦めずにはいられない。
そこには、確かに他人との接触、交流が存在しました。
世間知らずのヲタクはそこで少し成長の手がかりをつかみました。
少なくとも、僕はそうだから。

そこを、庵野さんにわかって欲しい。
単純にヲタクを振り切りたいなら、手抜きの愚作を送り出せばいい。
ナディアがそうだったでしょ。

でも、夏ＥＶＡは、好きです。
もう少し観て、もう少し考えます。