あひひさんへ質問の答え(長・・・)



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投稿者: 海鳥 @ sndi5du13.myg.mesh.ad.jp on 98/2/20 09:49:19

ども。6日から18日にかけて、東京に行ってた(仕事ね)のでレス
遅れました。お許しを。それでは、今回も行ってみましょう(?)。

その1・タケヒデ(ブライアン)の血統
世界でも通用するスタミナを有する「G1級」のステイヤー。スタミナ
はハヤヒデよりも優れているが、能力を全開させるにはかなりの鍛
練が必要(調教師次第)。

その2・ファレノプシスの血統
スンマセン。現在、確認できません。でも、G1級の血統なら覚えて
いるハズなので、大したコトないかも(笑)。詳細がわかり次第、報告
いたします。

その3・マーベラス春天で3着
確かに、調教の効果も大きいです(サクラローレルも)。が、それ以上
に「スローペース」が大きいと思います。「レコード出てるのに?」と言
う人もいるでしょうが、あきらかに「スロー」です。この週の京都の馬場
は、全体的に時計が速く(確か未勝利戦でレコードとか)異常とも思え
る程でした。つまり、「馬」が速いのではなく「馬場」が速かった訳です。
ちなみに、ラップタイム

13.1-12.6-12.1-11.9-12.3-12.2-11.8-12.8-12.4-12.6-12.1-12.0-11.7
-11.2-11.6-12.0

通過タイム

5F・1.02.0
10F・2.03.8(1.01.8)
15F・3.02.4(58.6)

上がりタイム
5F・58.5
3F・34.8

前後半タイム
8F・1.38.8
8F・1.35.6

競馬をある程度知っている人が見れば、前半(10F)は体力を温存
出来る流れで「上がり勝負」の形である事がわかるはず。
これが、中距離タイプであるマーベラスやローレルが好走できた要
因のひとつです。もし、出走馬が全て中距離馬だったら前記の2頭
で決まっていたでしょうが、トップガンがステイヤーだったので差さ
れた・・・と。
また、マーベラスやローレルがステイヤーのスタミナを持っていたら
トップガンといえど、差せなかったでしょう。

ただ、このレース、私的には「ローレル(ノリ含む)に大感謝」です。
ローレルが(掛かり気味とはいえ)あそこで動かなかったら、ホントに
「ラスト3F」だけの勝負になったいたはず。そんなレースを天皇賞と
認めるワケにはいかんよ。ホントに感謝。ローレルがやった競馬を
トップガン(田原)にやってほしかった(本音)。
話が脱線気味になりましたが、こんなトコです。でも、両陣営の調教
技術にも拍手、です。

おまけ・マル外が成長力に乏しいわけ
「マル外は成長力に乏しい」と世間では言われていますが、ホントに
そうなのでしょうか?ま、ホントにそうなら話題にせんわな(笑)。
この言葉、いかにも日本競馬らしい考え(悪いのは全て馬のせい)
で、個人的に大嫌いです。

確かに、早熟スピード血統の馬も中にはいます。が、それを言ったら
内国産にも(というか内国産のほうが)多いです。社台の生産馬とか。

それでは、その差はどこから生まれるのか?

それは、「育成調教技術」です。海外ではスタミナタイプの馬も3歳戦
から活躍しているケースもあり、能力を引き出すのがホントに上手で
す。「なんとかセール」などでは特に「売る」のが目的ですから、それは
もう、「目いっぱい」調教するわけですよ。そんな馬たちが、日本で調教
され始めると・・・。
不適切かも知れませんが、わかりやすく言うと、海外の調教は「キビ
シイ」で日本の調教は「ラク」。3歳戦や4歳前半は「キビシイ」練習の
おかげで活躍出来ますが、それ以降は「ラク」な練習のおかげで体が
なまってしまうワケです。だから「マル外は成長力に乏しい」とか言っ
て馬のせいにしていないで、「マル外を成長させる事が出来ない」調教
に疑問を感じるのですよ(誰が?)。

ちなみに、国内で育成のレベルが高いのは「社台」と「タイキ(マル外だ
けど)」です。

今回はこれまで。それでは、次回をお楽しみに!(いつだよ)